目次
サーフィン観戦しよう 東京オリンピック サーフィンのルールとは
2020年東京オリンピックの正式種目となったサーフィン。実際の試合を楽しむ前に、今から事前準備を始めておこう。
サーフィンを観戦する前にあらかじめ、ルールを知っておいた方が楽しめるよね。
予習も兼ねてWSLのライブ配信だったり、過去のトーナメントサイトから動画で実際の試合をチェックしておこう。
WSLとはワールドサーフリーグのこと。
ワールドサーフリーグのメンズチャンピオンシップツアー、次の大会は今年2019年最後の最終戦。
大会名: ビラボンパイプマスターズ
開催地: ハワイ、オアフ島 バンザイ パイプライン
バンザイ・パイプラインはハワイ ノースショアのエフカイビーチパークにある、サーフィンする人なら誰もが知っているサーフポイント。
この少し北側には同じく超有名なサーフポイントのサンセットビーチがある。
パイプラインの波はチューブの波と呼ばれるのが特徴で(下の写真)、波は配管の様な形状となることから地名の通称名「パイプライン」の由来となっている。
まずは昨年、2018年のパイプマスターズで予習しよう
昨年のWSLの最終戦、ビラボン・パイプマスターズの試合をチェックしてみよう。
この試合の見どころは開始から19分後、Kelly Slater選手のライディング。9.93ポイントのハイスコア。
ちなみにパイプマスターズの開催地、バンザイ・パイプラインの波はチューブ中心。
波の大きさには驚かされるが、ライディングは結構単調かもね。
WSL2018年 Billabong Pipe Masters Quaterfinals(準々決勝),Heat3の動画のリンク
2019年の10月のMEO Rip Curl Pro Portugalはこちらから
2019年、第10戦のMEO Rip Curl Pro Portugalは下記リンクから観たいラウンド(Round)、ヒート(Heat)を選択し、「watch replay」をクリック。
ビラボン・パイプマスターズに比べ、波のサイズはまだ小さいので、MEO Rip Curl Proの方がサーフィンのテクニックを中心に楽しむことができるはず。
WSL2019年 MEO Rip Curl Pro Portugalの動画リンク
サーフィン大会開催の条件とは
WSL、2019年第11戦は、
期 間: 2019/12/8-12/20
大会名: ビラボンパイプマスターズ
上記の大会は開催期間が13日間となっているが、実際の競技が13日間開催されるという意味ではない。
それは大会期間の日数が実際の競技の開催日数よりも多めに取られているからだ。
理由は、波のコンディションにより競技の実施が不可能な日が生じることを事前に見越したもの。
サーフィンは波が無ければ競技をすることができないため、競技の基準に達しないような波のコンディションの日はオフの日となる。
競技開催は翌日以降に順延となるのだ。(全く波が無い場合は延々と試合待機の日が続くこともある)
試合はトーナメント式で、ラウンド1、2..とか、クオーターファイナル(ベスト8)、セミファイナル(ベスト4)、ファイナルという呼び方をする。
それぞれの試合はヒート(Heat)と呼ばれてヒート1、ヒート2、ヒート3・・・のように続く。
大会規模や、試合期間にもよるところはあるが1ヒート4人から2人で行われる。
下位のラウンドは多人数での対戦、上位ラウンドに進むと2人対戦となる。
ファイナルラウンドの勝者がファイナリスト。
サーフィンの採点はどうやってされるの?
試合中、相手よりもポイントを多く獲得した選手が勝利し、次のラウンドに進むことができる。
試合はジャッジと呼ばれる5人の審判たちが、採点を行う。
プレイヤーが波に乗った瞬間(=テイクオフした時点)から採点が始まる。
波が崩れ終わり、プレイヤーがライディングから離脱した時点でその波に乗ったプレイに対して採点がなされる。
1ライド中の最高ポイントは10ポイント。
ジャッジ5人のうち最低点と最高点が除外された、各ジャッジの点数の平均がそのライディングのポイントとなる。
プレイヤーがライディングした波のポイントのうち、上位ポイントの2つの合計で競われる。最高ポイントは20ポイントとなる。
高ポイントなのはどんなアクション?
サーフィンの採点のポイントを分かりやすく簡単な言葉で説明すると、こんな感じ。
- 1ライド中に何度アクションをおこなったか
- どれだけ際どいアクションをおこなったか
- 難易度の高いアクションの後、きちんと着地したか
- スピードとパワー溢れるアクションか
こういったものをベースに、後はスタイリッシュさや、パワフルなライディングによる波のしぶきの派手さみたいな見た目、雰囲気もジャッジに影響する。
さらに特に高ポイントされるのは、ちょっと専門用語になるけど、以下のようなもの。
- チューブの波で、完全に波の中に入り(外から見えなくなり)、その後抜け出ることに成功
- 掘れた大きな波をレイトテイクオフからのボトムターン
- エアー等のアグレッシブなアクションを着地まで成功
誤解しがちなのは、派手なアクションをおこなっても、フィニッシュしないと採点されないということ。
いわゆる大技と言われるものは、ある程度のパワフルな波があることが前提となる。
波のコンディションによって、どうやっても高得点が取れない日もある。
実際の競技を会場で生で見るよりも、ライブ配信でいかに採点がされるのかを知っておいたほうが、参考になる。
一般的なサーフィンのルールとは
サーフィンの基本的なルール(マナーも含む)は、こんな感じ。
- 一つの波には一人しか乗れない(原則)
- 波のピークから、テイクオフしたサーファーが優先される
- 優先権のあるサーファーが優先的に波をゲットできる
- 優先権のあるサーファーのライディングを妨害するとペナルティーを受ける
競技は別にして、一般の海の中では相当混雑する場合が多い。
一つの波を何人ものサーファーが奪い合うのだ。もちろん競い合って、波を取りに行くのが競技であるわけだが、何をやってもOKではないのだ。
無秩序だとトラブルにもなりかねないし、怪我を招くケースもある。
こういったルールや、マナー、譲り合いの精神でサーフィンを楽しもう。
上級者や、ロングボーダーの、波を何でもかんでも持っていく行為も程々にしよう。楽しみはみんなで分け合う。
2019 Vans Triple Crown トリプルクラウンが始まる
WSL最終戦がハワイ ノースショアで行われるのと時を同じくして、トリプルクラウンという3つの大会が開催される。
トリプルクラウンの3つ目の大会が、WSL最終戦(第11戦)のビラボン・パイプマスターズでもある。
上画像の通り、三大会ともにハワイ ノースショアで行われる。
開催場所のビーチは次の3か所
・ハレイワ
・サンセットビーチ
・バンザイ・パイプライン
すべてハワイなので、時差としては、日付は日本の一日前、時間は日本時間の5時間先となる。
大会は朝から遅くとも夕方16時くらいには終わる。ハワイの夕方16時というと、日本では午前の11時。
日本の早朝から午前の11時の開催となるので、平日だとほぼライブ配信は観れない人が多いはず。
土日にライブ日程が重なれば、是非、下のリンクから観てみましょう!
・ハワイアンプロ 11/13~11/24
・ヴァンズ・ワールドカップ 11/25~12/7
・ビラボン・パイプマスターズ 12/8~12/20
ハワイに関する他の記事もチェックしてみてね