目次
パールハーバーをレビュー 日本人だから知るべきものとは 後編
前編からの続き。(前編は上のリンクより見れます)
バトルシップ ミズーリ 後編
前編は、アメリカ最大の戦艦ミズーリの甲板部とすぐ下のフロアを見学してきた。どんだけ広いねんってのが率直な感想。
船の大きさを考えたら全体の1割も見てないんじゃないのって感じだ。
今回の後編は戦艦ミズーリの甲板から上部、司令塔へ向かう。
甲板上から階段があるので登っていく。
構造が複雑なので、何層になっているのかよくわからない。
下を覗くとかなり高いところへ上ってきたのがわかる。下の写真はエントランスと、お土産ものを販売する売店の建物。
バトルシップ・ミズーリと書いたTシャツや、キャップなど魅力的なお土産がたくさん売っている。。
前方を眺めると主砲を見下ろすような眺め。これだけの大きい船があちこちの海へ向かっていたのかと感慨深い思いになる。
船というより、動く建物という感覚。
船の配電制御などの部屋というより通路と言った感じ。
下はおそらく艦のコントロールにかかわる設備のようだ。
艦の航行はここで行われる。(下写真)
肘掛け付きの椅子はきっと地位の高い上官が座るんだろう。
デッキ上の通路
とにかく見どころ満点のミズーリを後にする。
パールハーバー見学ではこの戦艦ミズーリは外せないポイント。
アビエーション ミュージアム (真珠湾航空博物館)
いよいよ最後の見学ポイント、アビエーション ミュージアム。戦艦ミズーリのバス発着場所から、無料バスでフォード島のさらに奥へ移動する。
今は使われていない滑走路の様な、ただ、だだっ広い場所にバスは到着する。
ここでは2つの大きな航空機の倉庫の様な場所を見学する。
一つ目の建物は、きちんとした設備のある博物館。
館内にはシアターで映像を観る施設や、飲食ができる食堂、戦闘機のシミュレーター、そしてお土産店まである。
そして展示物。
ゼロ戦の展示。
第2次世界大戦中の実機を中心とした展示となっている。
上の写真で、数人が電話をしているように見えるのは、音声ガイダンスを聞いている様子。自国語での解説が聞けるようになっている。
立派ではあるが、一つ目の建物の展示物に何故だか心が響かない。本物なのに作り物感?が上回ってるからか。
演出のところがちゃっちい感が否めなくはない。
そして、2つ目の格納庫へ歩いて移動する。
途中に、現役を引退したであろうヘリコプターがいくつも並んで置いてある。ここは外から眺めるだけ。
そして、その前を通り抜けると、大きな格納庫が目の前に見えてくる。
2つ目の建物。展示は戦闘機中心だ。
ひと世代前に活躍した戦闘機、F-14、F-15、F-16あたりの戦闘機がずらりと並ぶ。
外から見学するのみで、コクピットの中に座ったりはできない。
近くで見てみると、思ったよりも「鉄でできた乗り物」という印象を受ける。
たとえるなら、電車を見るのに近い感覚。
こんなにも馬鹿でかい、重たい鉄の塊が飛んでいくんだ~って単純な感想。
プラモデルなどの模型の方が、つなぎ目などが無い分、未来の乗り物感があったのが、間近に見ると手作り感を感じてしまう。
見学は終了。
最初のチケットセンター前へ無料送迎バスでビジターセンターへ戻る。
パールハーバー ヒストリック サイト ビジターセンター (真珠湾観光案内所)
ビジターセンター(Pearl Harbor Historic Sites Visitor Center)へ戻ってくる。
パールハーバーへバスで訪問した人は、帰路はアリゾナメモリアルのバス停ではなく、カメハメハハイウェイ沿いまで行かなければ戻れないので注意が必要。
ホノルル・ワイキキ方面のバス停は、写真右側の赤丸のところだ。
日本とは違って道路は右側通行なので、道路の向こう側でなく、手前側なので注意しよう。
パールハーバー まとめ
パールハーバー見学はツアー会社のオプションツアーなどに一部組み込まれていたりする。
パールハーバーツアーは、たいてい他の場所の観光と抱き合わせになっているので隅々まで見学することはできない。
ここまでご紹介した通り、パールハーバーの4か所の全てを回るとなると、1日まるまる時間を要するほどの盛りだくさんの内容だ。
今回、冒頭のアリゾナ記念館は時間の都合(ボートの時間が決められているので行動に制約がでるため)で割愛したが、それも含めるとなおさらだ。
ハワイに観光に来てもパールハーバーに訪れる日本人は少ない。
ワイキキなどは、どの国の人よりも日本人の多さが目立つが、ここパールハーバーではほとんど見かけない。
パールハーバーは第2次世界大戦の歴史を学ぶにはもってこいの場所。
アメリカ、日本、いずれかに偏ったこともなく、歴史を正しく認識し、海外や、アメリカに対する日本人として認識を改めるいい機会になる。
是非自分自身の足でパールハーバーを訪れることを勧める。
The Busならたった往復5.5ドルでパールハーバーへ来れるのだ。
関連記事