スマフォトグラファーにおすすめスマホとレンズは広角とこの設定だ
この記事ではスマフォトグラファーを目指すあなたには、一体どのようなスマートフォン(スマホ)がおすすめなのかを紹介するもの。
そしてどんな設定で撮影すればいいのかを説明しよう。
結論から言っておこう、
スマフォトグラファーには「広角レンズ(カメラ)」のあるスマホがおすすめだ。
※この記事は風景など中心に撮りたい人を対象
※広角レンズはスマホの場合、実際には「カメラ」を指す(レンズだけ外せないからだ)
「広角レンズ」を使いこなすことであなたの写真の才能は確実にステップアップできるのだ。
スマフォトグラファーとはスマホを使ってプロとして、またはプロ並みの写真を撮影する人のことを意味する。
高機能で高額な一眼レフカメラを用意しなくても人に感動を与える写真を撮影することはできる。
しかし、どんなスマホでもOKかというと実はそうでもない。
スマホに搭載されているカメラの性能次第で、あなたの表現力を大幅に拡大、開花させることができるのだ。
※ちなみにこの記事の写真は一部説明を除くと広角レンズで撮影したものばかり。
この記事は下リンク↓の記事の続編だ
広角レンズでスマホ撮影する理由とは 人間の視野で写真を見たいから
広角レンズを使うとあなたが目で見る世界をそのまま写真にすることができるのだ。
上の表現は少々粗っぽい説明だが、人間の眼は自分が注目する視点よりも、もっと広く景色を感じでいる。
眼の前のものだけがはっきり見えて、背景が真っ白の視野だと迫力ある景色も何もあったものでなくなる。。
「視野が狭い」よりも、「視野が広い」と迫力が増すのは、言葉だけでも容易に想像ができるだろう。
小さなテレビの画面よりも、映画館のスクリーンで観る方が迫力が増すのは誰もが知ること。
あなたは普通の画角の標準レンズで撮影した写真と、広角レンズの写真を意識して比較して見たことがあるだろうか。
自然の中の風景や、空間など、広がりのあるものを撮影する場合は、広角レンズで撮影してみよう。
広角レンズは人間の視野のように、より広い角度の光景を捉えることができる。
人間は水平方向(左右)で約200度程度の視野を持つ。
片側の眼だと内側の鼻方向には60度、外側の耳方向には100度。
広角レンズは60度。標準レンズが45度に比べると、より広角レンズは人間の視野に近づくのだ。
下の画像二つは標準レンズと広角レンズで撮影したもの。
◆こちらが標準レンズの写真
◆こちらが広角レンズの写真
この写真はカメラの位置を、
標準レンズも広角レンズも位置をそのままにして撮影したが、実際は、広角レンズの場合だと、写真下側の道路などをカットした写真にする。
広角レンズを使うと広い視野となるので、写真の中の情報量が増える。
使わない情報は無駄なので、標準レンズの写真と、広角レンズの写真とはその都度構図(写す範囲)を変えないと、それぞれの良さはわからなくなる。
広角レンズを使いこなすことで強力な表現方法をあなたは手に入れることができるわけだ。
どのスマホがスマフォトグラファーにはおすすめか
あなたもよくご存知の通りスマホには大きく分けて2種類ある。
一つはアップル社のスマートフォンiPhone、もう一つはAndroidスマートフォンだ。
今どきのスマホの画素数は十分なスペックを持っているので、そこはどんなスマートフォンを選んでも問題はないはず。
それ以外で理想のポイントとは何があるだろう。
それは、スマホに搭載されているレンズのタイプだ。
「広角レンズ」があるかどうかであなたの才能を開花させてくれる可能性は大きく広がる。
※他にもマクロレンズもあるが別途記事を予定。
iPhoneの場合「超広角」レンズ
iPhoneの場合、レンズが二つ以上搭載されている機種に使用できるのが「超広角レンズ」だ。
カメラアプリの画面上真ん中辺りに倍率を表す数字がある。
その中で「0.5」という数値が「超広角」レンズを指す。これを使うと視野が広がるように画面の中の表示域が拡大されたことに気づくはず。
空間の広がりをより強調した表現を、写真に与えることができる。
Andoridスマホの超広角レンズ付きカメラ
こちらもiPhoneと同じく、複数のカメラが搭載されているAndroidスマホが対象となる。
具体的な広角レンズを使った撮影方法はスマホ各社の機種にもよるが、たとえばSONYのスマホでは写真アプリの倍率設定で「0.7」というものを選ぶ。
望遠の場合は2.0や5.0などの整数値であるが、広角レンズはSONYの0.7や、筆者の使うXiaomiであれば0.6という倍率を選択することで広角レンズを選択することができる。
設定を変更すると、すぐに気づくが、画面に表示される景色の広がりが変化するはずだ。
広角レンズ(カメラ)が無くても大丈夫
ここまで、広角レンズがないと駄目だ的に説明してきたが、広角レンズが無くても実は対応する方法がある。
広角レンズを外付けすれば良いのだ。
iPhoneにしろ、Androidにしろクリップのようにスマホのカメラ部分を挟み込むだけで広角レンズを装着することができる。
しかも、この広角レンズはそれほど高くはない。気軽に試してみよう。
スマホは望遠よりも広角が重要
一般的にカメラの性能を駆使したいとき、注目されるのは望遠レンズ、つまり遠くを写すことができる望遠機能の方だ。
スマホの場合、平べったく薄い本体に対してレンズがそれほど出っ張ることができないために望遠の能力にも限界がある。
そして望遠を使った撮影には「手ブレ」がついて回る厄介な存在だ。かと言って、スマホを三脚で毎回固定するのも大層な話だ。
別に対抗する意味はないが、一眼レフカメラなどにはスマホカメラの望遠機能では太刀打ちはできない。
しかし、対する広角レンズならスマホでも活躍する場面は多いのだ。
【おすすめ記事】スマフォトグラファーとしてまずはイメージマートのクリエイターを目指そう
スマホカメラの画質設定はどうする
スマホの機種にもよるが、できればカメラの画質設定は「高」などにして撮影する。
あなたが、どこかに写真提供するなど実力がついたとしても、後から過去の写真をもう一度撮り直すことはできないので、後悔しないためにも画質設定などは「高」を推奨する。
画質を上げると写真データの容量は、当然それなりに大きくなるので、スマホのデータ保存容量の空き具合は常に注意しておこう。
最近のスマホは保存容量が大きくなって安心感は大きく、どんどん撮影が捗る。
しかし、いざ容量が逼迫してくると厄介なことになる。
スマホからパソコンへデータを移そうとすると半日ほど要することがある。
定期的にスマホからパソコンへデータを逃がすようにしよう。
スマホカメラの画質はどれを選べばいい
すでに冒頭に説明したが、画質に関してはスマホの設定では「高画質」を選ぼう。
スマホによっては画質設定の表現は異なり、高、中、低、他にも超高画質などがあるかもしれない。
ただ、注意が必要なのは、画質設定を高く上げると、その分データのサイズは大きくなるということだ。
頻繁にパソコンにデータを移すこと、または、不要なデータは削除することを念頭においておこう。
いざというときに撮影してもスマホに保存できないのは避けたい。
筆者の使うスマホ、Xiaomiには機種によっては1億画素、2億画素などの高解像度の機種があるが、そんな高画質な設定を使う必要はない。
もし、そういう機種をお持ちの方は試しに一枚撮影してみよう。使わない方がいい理由はすぐにわかるはずだ。
データのサイズが大きすぎるのだ。
スマホカメラの画像の比率はどうしよう
スマホカメラの画面の縦横の比率、割合の設定はどうすればいいのか。
- 1:1
- 3:2
- 4:3
- 9:16
画像の縦横比はこんな感じだろうか。他にもスマホの画面のサイズに合わせた比率などを選択するものもある。
小難しい写真のうんちくよりも、簡潔にスマフォトグラファーとしての観点で説明しておこう。
結論を言おう、普段使いは「9:16」を使おう。最も横長の比率だ。(機種によってはさらに横長の比率もあるが一般的な9:16を利用しよう)
「1:1」が必要な場合は「9:16」で撮影したものをカットして使おう。
下の画像は、上の画像をカットしてみたもの。
※例外としては、メルカリの写真などは最初から「1:1」で撮影することを推奨する。
「3:2」、「4:3」はあえて使わなくてもよい。この比率は、求められる場合にのみ使うだけでよし。または、「9:16」をカットしてこの比率にしよう。
そこまでのこだわりはスマフォトグラファーには不要だ。
別の記事でも触れているが、スマフォトグラファーとして直近の目標を素材写真サイトで自分の写真販売を目指すならば、なおさら「9:16」がおすすめだ。
素材として求められるデータは「9:16」が圧倒的に多いからだ。
もちろん逆に競合を減らす目的で「9:16」以外のフォーマットを選択するのはありだ。
ライターとしては、アイキャッチ画像にも「9:16」はスタンダードに求められるものだ。
スマホ写真の向きは縦と横はどちらにする
写真の向きに関するポイントは実はかなり奥が深い。
縦か横の向きの選び方一つで写真の印象は大きく変わるし、写真が台無しになる場合すらある。
レイアウトを横向きにするか、縦向きにするかはカメラの基本ルールの様なものが実際のところあり、専門家からも多くを語られている。
写真の向きは、構図の考え方の延長線にもある選択なのだ。
ここではものすごく簡単にだけ言及しておこう。(多少、筆者の偏見も含む)
- 縦長の被写体を撮影するときは「縦」、それ以外は全て「横」
- インスタグラムなどSNS向けは縦
- ブログ、SNSなど記事向けは横
あくまでベースの話で全てこの通りにしないといけないというものではない。
写す構図にも左右されるものだから。
「縦長のもの」について少し補足しておこう。
これには実際に撮すものが縦長なのはもちろんだが、写真に撮ってみて縦長に見えるものも指す。
モノだけでなく、影だったり、光だったりも。
たとえば長く延びる一本道などは写真の中では、その長さを写真の長辺のサイズの中にたっぷりと収めることで、長さを強調することができる。
ここではそれくらいの説明にとどめておこう。
iPhoneとAndroidのおすすめスマホはどれ
iPhoneのカメラ機能は優秀だ。
特に光の取込み能力は高く、撮った写真そのままでも使える幅が広い。
ちなみに別の記事で言及するが、スマホの写真は編集が前提だ。
写真編集を「いじった」などと、改ざんめいた表現で自虐的に語る人がいるが、メディアで見るいい写真は編集無しではありえない。
話は戻して、iPhoneのカメラは下の画像のように左側のものが3カメラ、右側のものが2カメラ。
どちらにも「超広角」とあるので広角レンズでの撮影が可能だ。
必ずしも最新の最高スペックでないといけないことはないので、ご安心していただきたい。
▼結構種類あるんだ
Androidではソニーのカメラはカメラマニアも欲しがる高性能なもの
Androidのスマートフォンのカメラとして真っ先に候補にしたいのはソニーのエクスペリア。
ソニーのスマートフォンはソニーの一眼レフカメラの技術を譲り受けている。
スマフォトグラファーにとって憧れのスマホでもある。
一眼レフカメラをお持ちのあなたも、普段常に持ち歩き、いま一瞬を撮影したいとき活躍するカメラは欲しいはず。
▼見たら欲しくなる
まとめ 広角レンズと設定でスマホでも勝負できる写真が撮影できる
スマフォトグラファーはスマホを使って自分の感性を写真の中に表現していく。
自分の気持ちを言葉にして伝えるのが上手な人もいれば、そうでない人もいる。
写真の中に感性を表現するには、最近のスマホは便利なことに、機能で能力の不足をカバーすることができる。
楽にあなたの感性や表現力を引き出すことで、さらに次のステップアップの腕磨きに時間を注ぐことができる。
大阪から東京へ行くのに車を運転して行くのか、数ある公共交通を利用するのがいいのかのたとえと同じだ。
もっと遠い視点で今目の前にある選択肢の中から、スマホを選び、活用していこう。
まだまだ学びはあるから、先へ急ぐには、手早く便利さを取り入れよう。
あなたのスマホ写真の実力はこれから開花するのだから。
▼結構安いよ
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