イメージマートで売れる写真と 売るための戦略とは
イメージマート(imagemart)にクリエイターとして登録を完了すると真っ先に思うことは、早く売上が上がってほしいということ。
イメージマートへのクリエイター登録にパワーを割いたあなたなら、ここまでの労力とコストを一刻も早く取り返したいはずだ。
これは何も特別なことではなく、誰もが思うこと。しかし実際はなかなか達成するのが難しいのも事実。
ネットの情報では1000枚くらいでようやく売れ始めるというものもあったりで、それが本当なら、結構難しそうな状況と思うものだ。
そんなに待てないぞ…
さらには、もしやり方が間違っていたら1,000枚はおろか、その倍の数の写真を登録してもなお売れないということはあり得る話かもしれない。
写真の数で確率論で狙えるならまだしも、それが全く見当違いで間違っていたら確実に挫折するだろう。。
この記事では、筆者が実際に売上を得て、どんな写真がユーザーから求められているものなのかをコメントするとともに、どうすればいいのか戦略を考えてみようといもの。
売上を少しでも伸ばすための戦略だ。
こういった内容はあなたの知りたい情報でもあるものの、きっとあなた以外の人には知ってほしくない情報でもあるかも。。
最初に一つ勘違いしてはいけないことをきっちりお伝えしておくと、この記事を読み、そのとおりにしても必ず同じようにはならないのだ。
あなたは、あなたのやり方で成功する道を見つけよう。あくまでこれは私のパターンにすぎない。
ちなみに私の写真に関する記事はスマホ写真によるもの、スマフォトグラファー向けだ。
何だそれ?という人は下のリンクからチェックしてみよう。
イメージマートで売れる写真とは
単刀直入に「売れる写真とは」について説明していこう。
売れる写真とは「誰が見てもこの写真は売れる写真と思えるもの」だ。。
当たり前すぎる表現で申し訳ないがこの観点がとても重要なのだ。
もう少し別の表現で言うと、きれいで、わかりやすく、そしてクセのない写真だ。
シンプルな構図の写真がいい。
それに対して、やめた方がいい写真はこんなものだ
- 写真の中の被写体がごちゃごちゃとしていて一体どれが主役なのかよくわからないもの
- あなたの独自のこだわりやセンスをフル動員したもの
そういった写真をあなた以外の他の人が果たして理解できるのだろうか。
上でいうところの後者の場合は、もちろんコンテストなどでは、大いにこれらの観点は評価されるポイントであるのは補足しておこう。
イメージマートの利用者とは
ところで、イメージマートの利用者とはどんな人であろうかを考えてみよう。
イメージマートの利用者には、あなたのオリジナル性を理解できるハイセンスな人がいるとしても、割合としてはほんの一握りだろう。
ほとんどの人はそれほど見る目が無いのが現実なのだ。
単に自分が趣味で素敵な写真がないかな?とか、壁紙で使いたいなどの目的でイメージマートを利用する人はゼロとは言わないが稀だろう。
おそらくクリエイター、ライターなどの画像素材を求めている人がイメージマートを利用しているはず。
つまりイメージマートの利用者は写真の専門家ではないのだ。
なので、売るために登録する写真は誰にでもわかりやすく、これいい!って直感で思えるものにしておくのを推奨する。
このあと具体的に細かなポイントを見ていこう。
※ある程度の写真の実力をお持ちの方には基本的な話でもあるので、当たり前だと思われるところはご了承いただきたい。
傾いた写真はNG 水平、垂直はきっちり
写真の中の構図のズレは最も基本的な意識すべきポイントだ。
イメージマートへクリエイター登録までされているあなたなら、こんなポイントは言わずもがなであるが、念には念の為に触れておこう。
これは最低限必要な売れる写真のポイントの一つだからだ。
ここを誤ったまま、どれだけを写真をたくさん撮影しても絶対に売れない。
水平が1°でもズレている写真はそれだけでボツだ。
水平方向はぴったり0°にしておくこと。
撮影時点でズレてしまっても後で編集で修正しておく。
誤差として1°内のズレならまだしも、意図的に角度をつけている構図でない限りは、傾いているものはそれだけで減点だ。いや、はっきり言うと失格だ。
例をあげてみよう
下にニ枚の写真を用意した。
一枚目は失敗した状態。使えない写真だ。
何がだめかというと屋根のひさしが斜めなのだ。これは地面のタイルの目地に水平を合わせたのだが、どちらも平行かつ水平に見えない場所で撮影してしまったことが原因。
上の写真を修正したのが下のもの。
屋根のひさしを水平にし、地面側のタイルの目地部分をカットした。これならまだ使える。
このように二つの平行する線が水平にならない、両立しない場合がある。
屋根側の線を編集で平行にすると、今度はタイル側の線が斜めになるのだ。そういうときは思い切っていずれかを捨てカットしよう。
構図によっては、写真の中のどの水平方向の線になるものを0°にすればいいかわかりにくい場合は結構多いのも事実。
- 最も長い水平に伸びる線状のもの
- 写真全体の中で比重が重い要素
上であげたものは感覚的なもの。撮る写真によって異なるので、経験から学ぶものでもある。
別に線状のものにこだわらなくとも良い。
線と線の中間あたりという曖昧さでもバランスが取れているならOKだ。
この辺は何度も編集で調整して、しっくりくるものに仕上げよう。
単純でシンプルな写真ほど好まれる
誰からも愛される写真を撮影しイメージマートへ登録するようにしよう。やさしい写真を撮影しよう。誰に対してもやさしい写真。
誰に対してもやさしい写真とは、たとえば単純な分割構図の写真であるものである。
きれいにわかりやすく上下二分割、上下三分割の写真は万人に理解しやすく、受けがいいからだ。
このことは素材を利用する人に対しても言えることで、記事に合った写真を採用する場合、その写真のイメージが記事を読む人にきちんと伝わらないといけない。
写真を見て一瞬で書き手が何を言いたいのかがわかるものが必要なわけだ。
単純なわかりやすいものは、誰にでも理解できるから、それだけで好かれやすい。
構図のぎりぎり端のあたりに中途半端なものがあるならカットしてしまおう
惜しい写真というものがある。それは端っこにこれが写っていなかったらなぁというもの。
あなたも経験をお持ちだろう。
ある部分は使えるのに、一つ気になるものがあるためにボツにした写真。
削除してしまう前に一度編集してみることをおすすめする。
画像のサイズ変更で邪魔なものがある箇所を削除するのだ。アプリで消せるものもあれば、サイズ変更で思い切ってカットするものもある。
たとえば、ゴーストの処理。強い光源が含まれる逆光の写真には常に悩まされるもの。これも大胆に思い切ってカットしてしまえば使える写真に変身するのだ。
規定のサイズなどにこだわらず、中途半端なサイズになっても気にせずに、構図の端っこに関係のないものが写っている場合はカットしてしまおう。
季節のタイミングは前倒しで準備しておく
企業などは季節によって売り込む商材を変えるのは普通の話。
今は季節は夏。次は秋、その次は冬。季節に応じた案件などには、季節の少し手前で資料や記事の準備が必要になる。
事前に秋の写真を撮ることはできないので、今、自分のストックに秋の写真があるなら、それを引っ張り出してみよう。
もちろん、季節通りの写真が求められることも多いので、しっかり日頃から撮りためておこう。
一周遅れで、来年の秋のシーズンのために、今年のうちに秋の写真を準備しておくなど。
これはすべての季節にいえることであるし、シーズンに限らずイベントという観点でも同じことだ。
シリーズ写真をワンセットで用意する
シリーズ写真をワンセットで撮影して登録しよう。
Webライターが記事を作成するときの事例で説明してみよう。何かの記事を書くときに一つの記事の中に章を4つ程度用意するとする。
一般的には章のタイトルのすぐ後ろに写真を入れたりすることが多い。その場合少なくとも4枚の写真が必要になるわけだ。
そんなときに、4枚の写真を用意しなければならないのだが、あまりにちぐはぐの写真を使うよりも、統一感のある写真をセットとして使いたいというニーズはある。
しかし、ほぼそういう一揃えの写真に巡り会えることはないのが現実。
記事作成者からすると記事のイメージ通りの写真が、パターン違いで複数用意されているととても重宝するのだ。
そういうわけで、一つの写真を撮る場合、同じテーマで複数の写真を用意しておくのがおすすめということになる。
一通りのシリーズみたいなのがあれば記事作成者が、まとめて購入したいという動機に繋がる。購入者はこのパターンもありかと次回も同じ行動を行うというものに繋がる。。かもしれない。
同じ被写体であっても、光の角度違いだったり、よく似た色あいだが少し印象の違うものなど、いくつかのパターンで複数枚の写真を撮影しておこう。
このシリーズ写真には、考え出すといくらでもパターンが考えられる。
長くなりそうなので、また別の機会に紹介しよう。
レアなモノには敏感になろう
街の中や、自然の中に目を引く景色に出くわすと撮影チャンスに感じる人は多いだろう。
中にはちょっとしたモノに対しても同様に敏感に反応している人もいるだろう。
なので、レアなモノには敏感に反応し撮影するようにしよう。
自然に存在するレアなモノにも、また、お店にあるレアなモノにも、常にあなたのアンテナの感度を鋭く反応するように心掛けよう。
モノとしては店舗で販売している新品もあれば、リサイクルショップで販売されている骨董品など、滅多にお目にかからないようなものもある。偶然出会ったならそれは運命かもしれない。
もしも、それが安いものであるなら、思い切って購入してみよう。それをあちこちしっくり来る場所へ持ち込んで撮影するのだ。
レアなモノはイメージマートに登録されている写真も少ないのは当然のことだ。
そういったモノは競合することが少ないので、当然に有利になると考えられるわけだ。
定期的にリサイクルショップなども覗いておくのも、思いかけずチャンスにめぐりあえる可能性があるのでおすすめだ。
他にも、田舎の実家の物置、や誰かのお宅にも眠ったお宝があるかもしれない。借りたり、譲ってもらったりして撮影してみよう。
最後に、骨董品などは買って撮影が終わると、家の中では浮いた存在になる可能性も高く、ゴミ扱いされる前に、またリサイクルショップなどで売りに出そう。
タグは面倒くさがらず
タグをどう扱うか、これも重要なポイントの一つ。
少し前に触れた、シリーズの写真があれば芋づる的に複数の写真を購入してもらえるかもしれないという点と繋がってくるところ。
あなたの、ある写真が気に入った人が、同じような別の写真が欲しいと思っても、どうやったらたどり着くことができるのか。
あなたのユーザーネームを選択して、その中から探してもらうのも一つの方法だ。
しかし、もしあなたの写真数が1万枚など出品しているとどうだろう。探し出すのが大変なのは容易に想像がつく。別の方法が必要だ。
あなたの特定のタグ名を付けることで、容易に利用者が検索してもらえるようにすることだ。
撮影する写真はイメージマート用のものを
あなたは写真を撮影するときに、この写真は何に使うかを予め考えて撮影しているだろうか。
あまりそこまでは意識することはないであろうが、最低限、縦横、比率くらいは気にしていただきたい。
この話をすると、記事が一つできてしまうほどだが、結構大切な考え方だ。
もう少し簡単に言うと、イメージマートに出品する写真と、そうでない写真とを区別しておこう。
一つだけ具体的に説明すると、写真素材として求められる写真のフォーマットは圧倒的に9:16の比率のものということ。
これは様々なウェブページを見ればすぐにわかること。
写真素材を利用する人がどんな人が多いのか、どんなフォーマットに素材を利用するのかを想像するといいかもしれない。
逆に、あまり少ないタイプのフォーマットの写真をたくさん出品するのも一つの手段だ。
あなたが、どこに自分の価値を当てはめるのかという観点が重要。
ちなみにSNS用の写真では縦構図は見栄えが良くて愛用されることが多いが、決してイメージマート向きではないので使い分けをきっちりしよう。
この辺は長くなるので、この程度にしておこう。
画像のサイズはMで構わない
スマフォトグラファー向けという前提でいくと、大容量のサイズのファイルは扱わない(扱えない)。なので、イメージマートへの登録はMサイズでも構わない。
私はほぼ全てMサイズだ。理由はスマホで画像を扱うには今時点では手頃なサイズだから。
Mサイズの一例としては、2560 x 1440 ピクセルあたりが適当なサイズになる。
スマホの機種や性能や容量に応じてさらに大きなLサイズを扱うのがおすすめだ。
サイズは大きいほどもちろんいいのだが、無理にすると何かとしわ寄せがあるので、あなたのやりやすいものからでOKだ。
まとめ イメージマートへ出品を習慣に
この記事では、イメージマートで売れる写真とは、ということをテーマにいろいろと説明をしてきた。
たくさん情報を得ても、実際に使えないと意味がないので、この記事ではこれだけを持って帰ってもらうものとしてこの章でまとめる。
あなたがイメージマート登録に用意する写真は「単純な構図で誰からも好かれるわかりやすい写真」だ。
あなたが、ある程度の写真に親しんでいる人なら、細かなところは良しとして、やはり「わかりやすい」写真がポイントになる。
目の肥えていない、素人でもわかりやすいものが誰からも求められる写真だということ。
この記事では一切触れなかったが、コンテスト向けの写真や、芸術性を追求した写真は、イメージマート向けの写真とは一線をおくものとして扱っていこう。
これは、管理上実はかなり面倒なことであったりするのだが、お金を稼ぐという観点からは避けて通れないところだ。
自分のスタイルと折り合いをつけて、長く時間を掛けて取り組んでいただきたい。
短期で結果を出すには、運がかなりのウェイトを占めていることも事実だ。
じっくり、そして休み休み、継続すること。
成功するための当たり前のことだがなかなかできなかったりするものだ。
まずは習慣的にイメージマートにアップするための写真撮ることを続けてみよう。
何かを成功するのに一年くらいは続けないと身にならないのはどんなことでも言えること。
最後に、一旦ここまで読んで頂いたことをすべて忘れてというのは冗談だが、基本に立ち返ると、やはり「数」は正義という考え方がある。
誰よりもたくさんの数の写真を撮り、イメージマートへたくさん登録しよう。それが正攻法かつ成功法だ。
あなたの健闘を祈って、この記事はこの辺りで。
最後に、この記事では水平が取れていない写真を堂々と使っている。あなたはどれのことかお気付きだろうか?
答えは一番最初の写真だ。
どの部分がおかしいのかは気付けるようになっておこう。
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