Shokz OPENFITはあなたの2つ目のShokz あのデメリットが解消 骨伝導ではないShokzもありだ

shokz openfit

昨年、新しくShokz(ショックス)を買い替えた。OPENFITだ。

 

そして、OPENFITはこれまでのShokzとは全く別物だOPENRUNOPENFITの両方を場面に応じて並行して使用している。

しかし、これまでのShokzに取って代わるのも事実。

 

筆者にとって、もはやShokzは生活には無くてはならない存在だ。

既に「ながら聴き生活」が生活に定着して久しく経つ。

 

そうであってもShokzは一つあればそれでいいじゃないかと思われるかもしれない。

確かにその認識は大きく外れてはいない。

 

しかし今回のShokz OPENFITは、Shokzユーザーにとっては無視できないものなのだ。

平穏に暮らし過ぎると大切な気づきすら見逃してしまいかねない。それくらいのインパクトのあるのがOPENFITの存在だ。

shokz

Shokzはやはり便利だ。それであっても音楽やネットラジオを聴く上で、Shokzに全て置き換えられるかと言うとそうでもない。

筆者は生活の場面に応じてイヤホンを使い分けしている。

それは全ての環境でShokzが適するわけではないということに起因する。

 

要するにShokzにも不満なポイントがいくつかあるということだ。

 

筆者はこんな記事を書くくらいなので、当然あれこれイヤホンを利用しているという事情もあるがのだが。。

Shokz OPENRUNのユーザーとして何が不満なのか、OPENFITの何が素晴らしいのかを説明していこう。

 

もちろん初めてのShokzがOPENFITなら言うことはなしだ。

 

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Shokz OPENRUNの何が不足しているのか 不満のポイントとは

OPENFIT

Shokzが適する日常の場面は数多い。しかし、その一方で適さない場面もいくつかある。ここで言うShokzはOPENRUNを指す。

 

これらは購入する前の人には決してわからない、ユーサだけが知りうるポイントなのだ。

 

主なこれまでのShokzの不満点は次の二つのポイントだ。

Shokzの不満点
  • 後頭部にワイヤーがある
  • 低音が鳴らない、鳴らしても不愉快

順に説明をしていこう。

 

後頭部にワイヤーがあると何が不都合なのか

OPENRUN

上の画像のとおり、これまでのShokzは後頭部にかけて左右の耳から渡すようにワイヤーで繋がっているものだ。

 

そんなイヤホンの形状で厄介な体勢とは、椅子などの背もたれに頭を預ける状態のことだ。

 

最たるものは、居眠りなど、椅子で寝たり、ソファなどで横になる体勢になるときに後頭部のワイヤーが邪魔になるのだ。全くリラックスできないことになる。

 

つまりShokzを付けたままで、だらけることだったり、居眠りはできないというわけだ。もちろん気にならない人は大丈夫だが、神経質なタイプのあなたならハードルは高いかもしれない。

 

低音が鳴らない、鳴らしても不愉快

OPENRUN

Shokz骨伝導という仕組み上、低音域の音が上手く扱えない。

 

そもそも仕組み上、骨伝導の技術面で、一定の周波数の低音は鳴らせないという制限がある。

鳴らせる低音に関しても音楽を聴く上ではネガティブな不快感を与えてしまうというポイントはある。

そういうことなので、筆者は早々とShokzで低音を楽しむことをあきらめていた。

 

Shokzを使うのは、音を味わうように楽しむ場面では使用しないことにしていた。ノイズキャンセリングなどの機能を用い、外音をできる限り排除するイヤホンを利用していた。

 

そこにこのOPENFITが登場したわけだ。

このOPENFITの自然な低音はとても心地よいものだ。

 

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Shokz OPENFITはOPENRUNからどこが進化したのか

shokzの進化

最初にはっきり言っておくとShokz OPENFITOPENRUNとは別物だ

 

まず一つ目にOPENFITは骨伝導イヤホンではないということ。

 

Shokzは骨伝導イヤホン専門のメーカーとしてのブランドを築いたのも事実であり、全て骨伝導イヤホンのようなイメージを持つ人も多いかもしれない。

 

では、OPENFITは何かと言われると、このOPENFIT骨伝導ではないイヤホンだ。

珍問答に聞こえるかもしれないが、そのまんまだ。

 

オーディオに詳しくない人だと拒否反応を示してしまうが、普通のイヤホンと言うのは音を発生する部分(=ドライバ)に小型のスピーカーを使うことが一般的だ。

 

骨伝導は特別な仕組み=骨に音を乗せるというものを採用している。

 

つまり、Shokzの売りの「骨伝導」がこのイヤホンには無いわけだ。

 

とすると、どこがShokzなのかというと、そのスタイルだ。

 

Shokzの特徴
  • 耳をふさがないオープンイヤー
  • 耳に掛けるワイヤー形状
  • 骨伝導(OPENFIT以外)

 

一言で説明するなら「両耳に掛けて、耳の穴をふさがない」あたりだ。

Shokzは骨伝導以外にも上の特徴をブランドイメージとして持っている。

 

Shokz OPENFITとOPENRUNを比較してみる

shokzを比較

Shokz OPENFITOPENRUNを比較してみよう。

それぞれにはメリット、デメリットが存在する。

 

これまでのShokzの音としての最大のデメリットは骨伝導という仕組み上宿命でもあった低音のチープさだ。

 

OPENFIT OPENRUN
音質 全域でいい音 低音はチープ
ドライバ ダイナミック 骨伝導
軽さ 8.3g 26g
再生時間 7hr(充電ケースで28hr) 8hr

 

上記の様な一覧では表せないデメリットOPENRUNにはある。それは後頭部ワイヤーの存在だ。

 

OPENFITはこれまでのShokz製品にはない、最大のメリットとして「後頭部にワイヤーが無い」ということなのだ。この点は現ユーザーにしか伝わらない、痛くて痒い場所なのだ。

 

これはShokzの自由度と可能性を最高に開放した進化だ。

 

そしてさらに、これまでのShokzにはないものとして、充電ケースの存在がある。

OPENFIT

この充電ケースがあることで28hrまでは再充電で、出掛けても継続して使用することができる。このケースの存在はとても素晴らしい。

 

Shokz OPENFITの低音はこれまでのShokz史上ナンバーワン

OPENFIT

正直なところ実際にOPENFITを使用して聴いてみるまでは、OPENFITを完全にあなどっていた。

 

新しいShokz製品に対して、ろくにリサーチもせずにいたが、それはShokzに対して「いい音」を求めてはいなかった姿勢であったために、あまりに意外過ぎてそれこそショックスだ。

 

このOPENFITはすごくいい音を鳴らす。

オープンイヤー(開放型)、つまり外の音が丸聞こえの状態で、このレベルの音を用意してくるとは全く想像していなかったからだ。

 

音そのもの以外にも、音の分離感、音場(空間)の再現性はShokz史上最高と断言できる(2023年時点)。

解像度もかなり高いが、オープンイヤーなので厳密な精細感まではわからない。

逆にいうと、オープンイヤーでここまでのものは上出来以上のものだ。よくやった。

 

Shokzはこれまでスタイル重視で、音重視とは思っていなかった。(完全に個人の意見)

 

Shokzから骨伝導を抜きにした製品の選択肢は絶対にないものと考えていたわけだ。なぜなら、Shokzは骨伝導でここまで成功した会社だから。

 

そう簡単に骨伝導を手放す選択肢はなかろうと考えていた。

なので、せいぜい、骨伝導にダイナミックドライバをくっつけたようなハイブリッドタイプが理想の姿と思っていたのだ。。

 

そういう意味で、このOPENFITの登場にはShokzの未来が明るいことを理解した。

自分たちの大切にしたものでさえ時には置いてまでも進む道をとる人や会社は強い。

 

Shokz OPENFITの音をチューニングする

OPENFIT

過去の記事では、骨伝導タイプのShokzでどうやっていい音を楽しめるのかを書いたことがある。

 

その記事では、いい音を引き出すことよりも、よくないと思う低音を捨てることで、音楽を楽しむという選択肢を与えたものであった。

 

しかし、今回のOPENFITは事情が異なる。

仕組みは骨伝導ではなく普通のイヤホンだからだ。

OPENFITのダイナミックドライバは低域から高域までまんべんなく扱う。

 

音のチューニングも一般的なイヤホンと同様のやり方でいいということ。

Shokzのイヤホンでも音楽を存分に楽しめるわけだ。

 

オープンイヤー型でこの低音を聴くと、あなたは思わずにんまりするだろう。

イコライザー機能

Shokz標準のアプリでイコライザー設定(上画像)もあるが、筆者はJetaudioアプリをおすすめなので是非使ってみよう。

 

このアプリの注意点は、音楽配信アプリを使った再生には使えないこと。

音源をダウンロード、またはCDからデータ化したものをスマホに移してから聴くやり方だ。

 

JetaudioアプリAM3Dオーディオエンハンサーで以下のような設定で楽しんでみよう。

OPENFITイコライザー

以下の設定だ。

AM3Dオーディオエンハンサー設定
  • ジャンル設定:ロック
  • Z-Bass 80から90
  • Z-Treble 50から60

あくまで筆者のおすすめであり、これを中心に少しづつ変化させて楽しんでみよう。

 

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まとめ Shokz OPENFITにたどり着くあなたはラッキー このチャンスは逃さない

OPENFIT

おそらくShokzを選ぶ人は初めて「骨伝導」を求める人がたどり着くワイヤレスイヤホンの選択肢のはずだ。

 

そういう意味では、OPENFITはShokzの選択肢としては一番目というものではない可能性は高い。

 

現にShokzユーザーの筆者でさえこの選択肢にはなかなかたどり着けなかったのだから。

 

よっぽどあれこれイヤホンを吟味をした人であったり、たまたまお店で聴いてみるなど偶然がないと、初ShokzでいきなりOPENFITにはたどり着けない。

 

たしかに、骨伝導OPENRUNとそうでないOPENFITはどちらがいいかと悩むことはないはず。少し土俵が違うように認識してしまうからだ。

 

さらに、Shokzを初めて検討する人にとってはOPENFITは同列に検討するには、最も上位の製品でもあることで、金額も張りハードルは高い。

 

このOPENFITがピンポイントに最適なユーザーとは。

ながら聴きに高音質を求めるあなたのことだ。

 

最近流行りのパススルータイプのイヤホンは、外音のうち必要な情報だけをマイクで拾って、イヤホン内に取り込む。

しかし、これ、便利なものの違和感が多い。

 

OPENFITは耳が直に外音を取り込むタイプなので、その音は自然であり違和感がない。

 

この自然な外音の取り込みと、音のすばらしさを両立したOPENFITはこの金額でも控え目だ。

この利便性と、いい音を持ちながら、ShokzのこれまでのハイエンドのOPENRUN PROよりも金額は少し上回るくらい。

こう考えると、金額設定は妥当なところだろう。

 

新たなShokzのハイエンドの意味を体験することは、Shokzのすばらしさがさらに広がったということ。

OPENFIT

真のハイエンドがこのOPENFITなのだ。

私のShokzのおすすめイヤホンはOPENRUNOPENFITの二択だ。

 

Shokzの次の選択肢に直面したあなたに対しては、このOPENFITしか選択肢はない。

 

それだけ自信を持っておすすめできるOPENFITなのだ。

 

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