ハワハワイノースショア オアフ島1周がたった5.5ドル The Busの使い方
オアフ島唯一の公共交通機関がThe Bus。The Busなら、5.5ドルで、まる1日乗り放題なんだ。
オアフ島の北の端にあるノースショアだってたった5.5ドルで行って帰ってこれる。まじで激安!
サーファーの聖地、ハワイ、ノースショア。冬はこんな大波(上写真)が押し寄せるところ。
素人のサーファーには太刀打ち出来るようなものではないけど、一度くらいはその地を拝んておくのも悪くない。
ノースショアはレジェンドなサーファーだけが波を独占することが許される場所。
サーフィンは二の次にして、肩の力を抜いて、気軽にノースショアに行ってみよう。
ノースショアってどんなところ?
ハワイ、オアフ島のノースショアはサーファーの聖地でもあり、観光地でもあり、ただの田舎でもある。
場所は名前の通りオアフ島の北側の海岸一帯。(ノース=北、ショア=海岸)
有名なサーフブランドのショップが一通り並んでもいる場所でもある。ショッピング目当てで行くのもいいね。
ハワイでサーフィンを期待するなら
ハワイの海と言えば、マリンスポーツの盛んな場所、特にサーフィンのイメージが色濃いかもね。
サーファーの聖地ノースショア、一応、予め注意しておく大切な話がある。
ノースショアには、冬に行こう。
夏場サーフィンしたいならサウスショアにしとこう。
夏のノースショアには波は無い
夏のノースショアには残念ながら大した波が無い。よって、レジェンドクラスのサーファーもいない。
サーファーの数なら、湘南の方が多いくらいに穏やかな平らな海しかない。ノースショアへはとにかく冬に行こう。11月以降がいい。
夏場はショッピングを楽しむしかないのだ。
いよいよThe Busザ・バスの登場
サーフィンしないなら、ボードも運ぶ必要はないわけで、最もリーズナブルな手段で移動しよう。
ハワイの公共交通機関といえば、このThe Busザ・バス。
唯一、オアフ島全域をカバーしている公共交通機関。
料金は一律。
一回乗車で2.75ドル、一日中乗り放題のワンデイパスは、5.5ドル。
これ一つでオアフ島を一周できてしまう超お得なチケットがワンデイパス。
このワンデイパスを使ってワイキキ〜ノースショアの島の西側半分を制覇したのでレビューしていくよ。
(実は東側半分は午前の別のツアーで制覇済みなので、一日でオアフ島を一周したわけだ)
経路は、ワイキキ〜アラモアナ〜ノースショア経由、オアフ島西周り半周のルート。
他にも、ザ・バスの雰囲気、特徴、注意点などをレビューしていく。
The Busザ・バス、どうやって乗るの?
まずはThe Busの乗り方
ワイキキからノースショアへ向かう場合
まずは西行きの道路に出よう。一番近くのバス停からアラモアナ行きのバスに乗り込む。
と言っても、The Busは日本のバスほど親切にはできていない。路線図はおろか、時刻表すらない。
バス停には路線のNOが書かれてあるので、予め行き先を調べておき、その方面の路線の番号は何番かを知っておく必要がある。
The Bus専用アプリ、「Da BUS」を入れておくのがオススメ。とは言え、このアプリを使うには予め練習しとかないとぶっつけ本番だと間違いなくしくじる。
前から乗って1DAYパスプリーズ!
ワイキキ方面からノースショアへ向かうには、まずはアラモアナセンターへ向かい、ノースショア行きのバスに乗り継がないといけない。
まずは、ワイキキ周辺の、西行きの道路へ向かい、一番近いバス停へ行こう。(下写真の緑色ラインの道路=クヒオ通り)
アラモアナセンター行きのバスは発車時刻を気にしなくても、次々にやってくるので、適当に予定して出掛けても構わない。
さぁ、バスが来たら一歩踏み出そう。でないと、乗る意志がないと思って素通りされてしまう。二歩踏み出したら轢かれてしまうのでやめておこう。
1DAYパスプリーズ!と運転手と掛け合う。そして、ここにお金入れますよとアピールしながら、さっさと料金投入口に札を突っ込む。
なぜ、さっさとなのかと言うと、常夏の世界ハワイの割には時間にシビアな運ちゃんたちなのだ。
チンタラしてたら待ってくれない。支払いに手間取ってると、シビレを切らしてバスは動き出す。
そして、ここにお札入れますよアピールは、しっかり見ててもらわないと、お前払ってないだろってすごまれる可能性があるから。
そんなトラブルは避けたいから、ほらほらって感じで支払う。
これで安心してバスに乗れるよね?!
アラモアナセンターから、ノースショア行きのバスは30分おきなので、ここはあらかじめ要チェック。最大30分待つ羽目になる。
アラモアナセンターを侮ってはいけない
バスにさえ乗れたら後は降りるだけ。降り方は、だらしなく窓際に垂れ下がるワイヤーをくいっと引っ張る。そうすると降車のリクエストができるわけだ。
ただしアラモアナはどのバスにもたいてい他にも降りる人がいるから我先にワイヤーを引っ張る必要もないはず。
降りたら次はハレイワ行きのバスに乗り継ぎだ。
ハレイワ行きのバス停は、アラモアナセンター到着の場所とは真逆にあるバス停へ乗り継がないといけない。(ちなみに8番バスは北側まで回ってくれるらしい)
実はこれが想定外に結構大変なんだ。
このアラモアナセンターは、アラモアナショッピングセンターのことで、バカみたいにでかいショッピングセンター。
そこらのイオンモールとはわけが違うので覚悟しておいた方が良い。
構造も複雑で、感覚的に方向がわかっていてもやすやすと通り抜けをさせてはくれない。
ワイキキ方面からのバスは、アラモアナショッピングセンターの南側のバス停に到着するが、ノースショア行きのバスは北側のバス停からの出発。
アラモアナショッピングセンターを縦断しないといけない。
もちろん建物沿いに回り込んでもいいが、とにかく遠い。
たかがショッピングセンターを横切るだけとなめて掛かるとえらい目にあう。
変な場所から迂闊にショートカットしようものなら、途中で挫折してしまうから覚悟しておこう。(道が無くなる)
ノースショアへは2路線ある、「52番」バスに乗ろう
※上図の下の赤丸が到着したバス停の場所。上の北側の赤丸へ移動しなければならない。
やっとのことで、北側のバス停にたどり着くとそこはターミナルって感じは全く無い。
大して何の特徴もなく、次々バスがやって来て、乗り降りしている場所という説明くらいしかしようがない。
52番バスがやって来るのを待って乗車する。1DAYパスを持っているあなたはもう余裕で乗れるよね。
陽気に、ハイ!とでも言いながら1DAYパスをバスの運転手に見せつけておこう。長旅のパートナーでもある運ちゃんに。
なんせ2時間くらい命を預ける大切な旅の相棒なんだから。
運ちゃんたちは揃って愛想が悪い。感じのいい対応よりも、バスのスムーズな運行が最優先の使命と考えている様に思われる。
厳格タイプの運ちゃんは、極端な話、おれ様のバスに乗せてやってるって雰囲気だ。
だから、ルールは守らないと、降りてけコノヤロウって感じ。(実際、飲み食いしている乗客に文句を言っていた)
ルーズタイプの運ちゃんは、バスの治安には無関心。バスの中は何でもあり。大音量の音楽と歌のパーティが始まろうが、カップルがチューをしまくっていようが、お好きなようにどうぞって感じ。
バスのアナウンスは、どのバスを乗っても同じ男性の声が響く。機械の声にしてはやたらと聞き取りにくいんだなこれが。
ちなみにもう1路線、60番バスがあるが、これはやめたほうがいい。なんせ遠回り。(帰りに乗ったんだけど・・・)
さあ、一路ノースショアへ。
ザ・バスの行き先はというと、ハレイワ、ワヒアワ経由となっている。バスの行先表示は、目的地のハレイワは申し訳程度の大きさで表示されているが、経由地のワヒアワの方がでかく書かれている。意味は不明だ。。
途中ワヒアワの街を経由してハレイワに行く。
ホノルル市街地を走る間はとにかくノロノロ。乗ったり降りたりがひたすら続く。うんざりするほどだ。
公共機関はこれだけだからね、ザ・バスは市民の生活の足になってる。
でも、これが本当の普段のハワイを理解するにはいい経験になる。
オアフ島は、実はホームレスみたいな人が結構いるんだ。アメリカ本土からこの夢の島にやってくる。そして住み着く。
理由は、常夏の世界だから万年キャンプ生活ができるところ。とても住みやすいからね。海沿いのたくさん並ぶテントはハワイ州の社会問題にもなっている。
唯一の公共機関のバスだから、そんな庶民レベルの人たちと接することができる。
ホノルルの街の中を通らない路線のバスは、本当の住人たちを目の当たりにできるから、夢から覚ませてくれるかもね。
カメハメハハイウェイに入った頃からようやく旅がスタートする。
これまでの各駅停車ぶりが嘘みたいに、高速を走り出した。市バスが高速をぶっ飛ばす違和感がなかなかな感じ。
乗車時、ガラガラだったので一番最後部に座ったわけだが、これがちと失敗。
基本、バスは冷房はがんがん入ってるのだが、最後部の背中の壁、つまりバスの背面部分にエンジンやらがあって、とにかく暑い。しかもうるさい。
遥々やってきたよ あこがれの街 ノースショア
ハワイオアフ島の普段の生活振りを垣間見て、少し夢から覚めた頃、久しぶりに海が見えてきた。
ようやくハレイワに到着
ハレイワに到着。ここがハレイワ!だやった!という盛り上がりのない街という感じ。。
カメハメハハイウェイ沿いに点々とあちこちにお店が点在する。
バスで降車するときにどこで降りたものか悩ましいところ。ここが街の中心というところが無いのだ。
正直どこでおりてもOKだと思う。無難な降車場所はノースショアマーケットプレイス前あたりか。
上の写真がノースショアマーケットプレイス。ワイキキの喧騒とは程遠い雰囲気。まぁ地味な感じなんだ。
左手にあるのはノースショアで最も有名なサーフショップ。日本人の店員さんもいる。サーフボードに関しては、この辺では一番品ぞろえが豊富だと思う。
カメハメハハイウェイ沿いにはサーフショップが立ち並ぶ。
サーフボードもたくさん売っているが、日本の波には全くフィットしないようなボードばかり。
日本で人気のアルメリックのサーフボードなら、ワイキキのハイアットリージェンシーの2階にあるサーフショップがおすすめ。安いし、品揃えも豊富。ボードも日本人好みを揃えている。
店員さんに聞くと、予めオーダーしておいて旅行の時にサーフボードを引き取りに来る人が多いそうだ。
ハレイワでは、衣類やちょっとしたお土産を買うのが中心で、後は、食事を楽しむくらいかな。
ノースショアなので、ついでに有名な海へも足を伸ばしておこう。
ハレイワの少し北にサンセットビーチ、バンザイパイプラインと言う2大サーフポイントがある。
ここは、世界的にも有名なサーフコンテストが開かれる場所。
ハレイワを後にアラモアナへ 死ぬほど長い旅の始まり
ハレイワを後に、The Busで同じルートを一路アラモアナへ帰るつもり・・・が、なぜか、さらに北へ向かうバスに乗車してしまった。若気の至りということだ。
ノースショア方面へのバスは2ルートあり、往路来たのが52番バス。このバスでもうんざりするほどの長時間ドライブを楽しんだのに、帰りはさらに長い旅。
もう一つ、60番バスがある。ハレイワから、オアフ島の北の先端を回り込み、アラモアナへ南下するルートだ。
下の図の水色が往路、緑色が復路。行きより断トツに長旅。
帰りのバスは何とも言えない冷房の効き具合。寒いどころではない。極寒。
そして見どころはルートの前半1/3程度しかない。
このサンセットビーチが最後の見どころ。。。
The BUSザ・バスの車窓から見るサンセットビーチ前。この後、試練の2時間超が待っている。
このあたりで地元の若者がザ・バスに多数登場する。
上半身裸の若者たち。
それだけではない。ブルートゥーススピーカーをガンガンに鳴らしながらバスに乗車。
途端にバスはお祭り騒ぎになった。。。
ザ・バスはタートルベイで謎の休憩があり、ポリネシアカルチャーセンターを越えていく。
日本人の技術で作られている有名なトンネル、テツオ・ハーアーノ・トンネル(赤丸)を抜けてパールハーバーへ下るまでとんでもない土砂降りに見舞われた。
ワイキキあたりにいるといつも晴れているが、オアフ島の山間部、北側から西にかけての一帯は天気の変化が激しい。
そして、バスは天候とは無関係にぶっ飛ばす。大雨の中、極寒のバスが進む。
そして夜もおそおそに、アラモアナへ到着。
その後、タコベルで夕食。ワイキキの少し外れにある店舗。
日本人や観光の人たちはどこにも見ない。
正直、ここの食事が一番良かった。値段は超安いし、量も当然だが多い。
というかワイキキ周辺が高過ぎる。
とにかくハワイの裏の面、本当の?ハワイの人たちの住む世界が見えてくるのがザ・バス。
作られた幻想に惑わされないハワイを感じたい人はぜひ行ってみよう!
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