シックスパッドハンドパルス レビュー 握力回復で高齢者のQOLを上げよう
最終更新日:2022/4/3
シックスパッドハンドパルスを実際に使った感想をレビューしてみよう。
高齢者の手の握力を維持し、QOLを向上させるための最新のギアがシックスパッドハンドパルス。
QOLとはQuality Of Lifeと言って、直訳すると「生活の質」を意味する。
高齢者の中には様々な身体機能が低下している人たちがいる。
周りに高齢者がいない現役世代の人たちにはちょっと想像がわかないことかも知れない。
あなたには離れた実家で過ごす高齢者の親御さんはいますか?。
ちょっとしたものが上手く手でつかめない。手に取ったものをすぐ落としてしまう。。
あなたがすぐに拾い上げて渡してあげれないのなら、別の方法を考えてみよう。
ただ長生きするだけではなく、不自由のない毎日の生活を過ごせることを求めよう。
あなたがそうするのと同じように、実家のお父さん、お母さんにもね。
シックスパッドハンドパルスって誰が使うもの?
シックスパッドハンドパルスって率直に言うと高齢者に必要なもの。
現役世代の健常者がシックスパッドハンドパルスを使ってみても、これで効果あるの?そんな風に思ってしまうのも無理はない。
ちょっと物足りない?って感じてしまう。
このシックスパッドハンドパルスの刺激で握力を維持、回復できる高齢者がいるのも事実。
シックスパッドハンドパルスは腹筋を割るのと同じように筋トレ用として使うものではないんだ。
主に高齢者向けの握力回復に役立つ最新のギアがシックスパッドハンドパルス。
シックスパッド ハンドパルスは振動と電気刺激の2種類
握力のトレーニングは最も簡単なものでは手をグーパー、グーパーを繰り返すものがある。
こんな簡単なエクササイズも、手の機能が低下した高齢者には少々ハードルが高い。
こんな握力トレーニング用のギアもあるけどね。
もっと簡単にエクササイズできるのがこのシックスパッドハンドパルスなんだ。
手を動かす必要がなくて、ただハンドパルスを握るだけでOK。
しかも2種類のエクササイズが可能。
ハンドパルスのサイズは高齢者でも握れるくらい
初めてハンドパルスを握ってみて感じたのは、結構小さいなということ。写真の通り手の中に収まる。
ソフトボールくらいの大きさだと、手のひらを開いてガシッと掴む必要がある。
このハンドパルスの小ささは高齢者にはちょうどいいサイズなんだ。
一般成人の男性にはやや小さいが、ハンドパルスは高齢者の女性でも持ちやすいサイズになっている。
EMSモードの電気刺激でエクササイズ レビュー
ハンドパルス本体には4つのボタンがついている。操作はとても簡単。
上側のボタンを長押しするとEMSトレーニングがスタートする。(下側のボタンが振動トレーニング)
左右についている「+、-」のボタンで電気刺激の強度を変更することができる。
ハンドパルスを握った手とは反対の手で操作ができる。
左側の「−」が電気刺激を弱くするボタンで、右側の「+」が電気刺激を強くするボタン。
EMSの電気刺激の強度は6段階まで。
ハンドパルス本体の下側半分が電気刺激が発生する場所。使い方は手のひらで下半分を包むように握る。
ハンドパルスの使い方は簡単
SIXPADのロゴの上側のボタンで電源オンすると、すぐに電気刺激がスタート。
最初の1段階目のレベルはやっぱり拍子抜けに感じる人もいるかも。優しい刺激。
レベル2からは想像してたよりも刺激が強い感じがする。
これは効くなあと感じた。高齢者なら結構刺激を感じるかも?と思える。
足のトレーニング用のフットフィットのレベル2の場合はほとんど刺激を感じないレベルだったので、ハンドパルスのレベル2の刺激の強さは意外だった。
もっともフットフィットは強度のレベルが20段階で、ハンドパルスが6段階なのでそのまま比較はできないんだけどね。
私は現役世代で健常者の一人として、初回ではレベル3まで上げてみたがこれでもう十分だと感じた。
3以上に上げるのを躊躇した。
高齢者の身体機能が低下した人ならレベル1でも十分かもね。それくらいの刺激の強度。
トレーニングの時間は10分間。手にハンドパルスを持ち続けての10分間は結構長く感じる。
トレーニング中は片手が塞がるから、ながらで別のことをするにも限度があるからね。
それだけ集中してトレーニングができるということでもあるよ。
振動モードでエクササイズ レビュー
ハンドパルス本体の下側のボタンを押すと振動トレーニングがスタートする。上側と下側を区切るくぼみの部分がブルーに点灯するのが振動トレーニング。
振動トレーニングをやってみてあれ?っと感じた。
それは、EMSの電気刺激の方は結構強い刺激を感じたのに引き換え、振動の方は少し物足りなさを感じたから。
この弱い振動は実は優しさでもある。一般的なマッサージ専用などの振動トレーニング機器は結構振動の強度が強いから、手の機能低下を起こしている高齢者には逆に扱えない。
ぶるぶる感が激し過ぎると手に負えなくなるからね。
EMSの刺激の強さとは対象的に振動の弱さのバランスがちょうどいいセッティングになっているわけなんだ。
そしてハンドパルス自体の形状がトゲトゲ状になっているので、優しい振動であっても、握る手の皮膚には、それだけで刺激を感じる。
トゲトゲだけどチクチクはしないよ。
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高齢者の握力とQOLとの関係について ウィーン大学での研究
オーストリアのウィーン大学での研究を紹介しておこう。
University of Vienna公式HP https://www.univie.ac.at/en/
『老齢期のQOL(クオリティオブライフ)の指標としての握力』について調査をもとにした研究。
この研究(パイロット)は60歳から94歳までの22人の男性と41人の女性に対し、WHOが定めるQOLに関する質問項目と握力との関連性を調査したもの。研究結果を引用するとこちら。
The significant impact of physical well-being on health-related quality of life could be proved. Hand grip strength was significantly positively related to health-related quality of life.
PMCID: PMC5750866 PMID: 29186762
要約すると、『身体的な健康が生活(QOL)の質に対して重大な影響を及ぼすことを証明することができました。握力と生活の質(QOL)との間には顕著に有効な関連性があるのです。』
もう一つは西九州大学の論文がこちらの引用。
女性の握力測定と全身の筋力低下との相関関係に関し検証した結果の論文がこちらの引用。
特定部位の障害がない場合,筋力低下は全身的に進行するため握力測定は全体的な上肢の筋力の把握のみならず,下肢を含めた高齢者の筋力の大まかな把握にも有効であることが示された ~中略~ 地域在住女性高齢者の握力は,下肢筋力や体幹筋力のみならず,立位バランスや応用歩行能力までを含めた高齢者の全身的な体力を反映する,簡便で有用なテスト法であることが示唆された。
Rigakuryoho Kagaku 26(2): 255–258, 2011. Submitted Oct. 5, 2010. Accepted Nov. 30, 2010.
この論文を簡単に要約すると、高齢者の握力が低下しているというのは、他の全身の筋力も同様に低下している可能性があることを示している。
足腰が弱ると歩行がおっくうになり、さらに筋力低下が加速してついにはに動けなくなってしまう。
手のトレーニングと共に足のトレーニングも始めてみないとね。
シックスパッドフットフィットプラスなら座ったままのトレーニングができるよ。
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高齢者のQOLを上げよう
失って初めてその大切さに気付くものが健康。
もっと健康に気をつけておけばよかったなあ。こんな後悔も後の祭り。
ではいつ気をつけておけばいいのか。それは、あなた自身や、あなたの大切な人が元気なたった今。
失ったチャンスはなかなか取り返すのは難しいんだ。今なんだ。気付けたあなたは幸運な人。
長生きするのは当たり前で、令和になった今は有意義な毎日の生活が過ごせるようにしないといけないよね。
あなたの周りの大切な人だってそうさせてあげたいよね。
振動マシンは高齢者にもおすすめ。下のバナーリンクから記事をチェックしてみよう。
まとめ 元気なうちに始めよう手のトレーニング、今ならまだ間に合う
シックスパッド ハンドパルスは高齢者ご本人が積極的に購入するというよりも、介護や一緒に生活している人たちが買い求めるものかもね。
あなたの優しさが大切な人の元気な力に変わる。
お店であなたもシックスパッドハンドパルスを試して使って確かめてみよう。
EMSの刺激の力強さと、少し物足りないくらいの振動の弱さ加減のコンビネーションが考え抜かれた結論。
物足りないかも?それはあなたが元気な証拠。思うように動かなくなると、そうも言ってられなくなるんだ。
あなたの身近に高齢者がいたら気に掛けてあげよう。お父さん、お母さんなど元気にしてるかな。
まだ実家でぴんぴんしてるって?
実はそこが落とし穴。体が元気なうちに始めることが重要だから。
ぴんぴんしているのは、まだ間に合うということ。
あなたの大切な人をいつまでも元気でいさせてあげようよ。
失うのは一瞬で、取り戻すのはとても時間が必要だから。
ハンドパルスは自分で自分のために買うものじゃない。
ハンドパスを使わない人が、大切な人に贈るもの。
あなたが、あなたの大切な人に贈るもの。
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