SHOKZ OPENRUN PROでなく OPENRUNオープンランを選んだ理由 違いを比較
SHOKZ(ショックス)から新型骨伝導ワイヤレスイヤホンが登場。
OPENRUN PROではなく、「PRO」の付かないOPENRUN(オープンラン)を選んだ理由を様々な角度から比較していこう。
この記事では以下の観点で2つの製品の違いを比較していこう。
- 金額の違い
- 低音の違い
- 防水性能の違い
- バッテリー性能の違い
- 重さの違い
- カラーの違い
- 他製品との違い
最初に結論から。どちらを買うべきか悩んだあなたにおすすめするのはOPENRUNの方だ。
その大きな理由としては、この二つのイヤホンの価格差の6,000円で得られるメリットにどれだけ魅力を感じれるかどうかだ。
- OPENRUN PRO 23,880円
- OPENRUN 17,880円
※価格は税込み
この記事は2つのモデルの技術的なもの、詳細なスペックによる優劣をレビューするものではない。
メーカーのハイスペックな製品開発には企業努力や、コストもかかることから、素直に敬意を払いたい。
あなたの好みにもよるが、このイヤホンで実質的に得られる音、望ましい音とは何?を中心としたレビュー記事だ。
音についてのこだわりの違いも語ってみよう。
主に私のこだわりを紹介する内容だが、あくまで押し付けでなく、あなたの好みを引き出すためのヒントとして読んでいただきたい。
OPENRUNの2種類の違いとは なぜPROを選ばなかったのか
SHOKZの骨伝導イヤホンOPENRUNには2種類ある。
「OPENRUN」
「OPENRUN PRO」
今回ランニング用にとしてOPENRUNを採用し愛用することとした。レビュー用としてではなく、普段使いに採用した。
なぜPROの付かないOPENRUNなのか。
その理由は、パワーアップしたというあのOPENRUN PROの低音が全く受け入れられないからだ。(あくまで個人の感想)
低音発生時の「ひたいを電気マッサージされている感覚」がどうしても我慢できないのだ。
常にあのビリビリ感と共に走り続けると考えるとストレスしかない。どうしても気がそこに行ってしまうのだ。
不要な低音はもちろんイコライザーを使うことでカットすることは可能。
しかし、骨伝導ではない普通のイヤホンやヘッドホンを日常的に併用していると、毎回イヤホンを変えるたびに設定を変更するのは超面倒くさいのだ。
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骨伝導は原理的に低音がうまく鳴らせないから
既にSHOKZのAeropexのレビュー記事で触れたが、骨伝導イヤホンの低音は骨に吸収、共振するためまともにクリアな音は出せない。
思っていた低音と違っても大丈夫。低音を軽減させるヒントを書いておいた。
詳しくはこちらの記事↓を参照
そのため、OPENRUN PROの低音はひたいで鳴らすスピーカーのようなことになっている。
ひたいから音漏れする変なおじさんにはなりたくないのだ。(音漏れするほど音量は上げないが)
正直な感想は、こんな不自然な低音なら無い方がましだ。(あくまで個人の意見)
音を聴きたいのであって、マッサージをしたいのではない。。
OPENRUNシリーズが出る前をご存知の人は今回のPROのポジションには納得できない?
OPENRUNシリーズが発売する前は、旧機種のAeropexがハイエンドモデルで、エントリー版がOpenmove(こちらは現在も現行)というラインナップだった。
その2機種の違いは、
- Aeropexは不快な低音をカットしたクリアな心地よいサウンドを聴かせるもの。もちろん低音は出ない。
- Openmoveの方は低音が骨と共振して、ひたいのビリビリ感が激しい、言い方は悪いが、下品な音という印象だった。
Aeropexは聴き心地の良い音に集中させてくれて、不愉快な低音はカットするチューニングとなっていたわけだ。
こういうポジショニングだったのだ
- 上位モデル 心地よい音
- 下位モデル ブルブル振動の下品な音
Aeropexの良さは低音を潔くカットしたところにある。この時点(OPENRUN登場前)のメーカーの選択にはとても好感を持っていた。
そして満を持してパワーアップした低音と称した新モデルを試してみた。。OPENRUN PROだ。
我慢してまで楽しむ低音?
いくら低音が出ると言っても、たとえるなら、スピーカーが発する音の振動で部屋の壁や床が共振しすぎる環境で聴かされるのは不愉快でならない。
ミシミシ、ジリジリ、部屋の構造がきしむ音がワンセットだと気になって仕方なく音楽に集中できない。
ちなみに、厳密に言うと、ここでは低音の音質をとやかく言っているのではない。
皮膚とイヤホンが接するところで発する振動と音のことだ。
部屋が問題なら、別の場所という逃げ道があるが、外に連れ出すイヤホンだから四六時中付いて回るわけだ。
それでもどうしても低音が欲しいという覚悟の人はOPENRUN PROを買って間違いはない。
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「低音好きのあなた」にはBOSEの最新ワイヤレスイヤホンがオススメだ。最強の低音イヤホン↓
OPENRUNはAeropexの正統継承者 PROとの違い
やはりAeropexを引き継ぐのはOPENRUNだ。(個人の感想)
その理由、OPENRUNとPROとの違いをもう少し掘り下げてみよう。
★骨伝導イヤホンSHOKZの活躍するシーン
音以外として、アウトドアシーンでは十分な防水性能が求められる。雨の中でも平気でいたいのだ。
特に長距離をランニングする人、登山などする人にとっては雨への対策は欠かせない。
アウトドアウェアなどグッズには防水のものが登場して久しい。そして今もとても人気があり、高価でもあるが求められる防水。
PROは「防塵・防水性能はIP55」性能
IECの国際的な標準規格としてIP(Ingress Protection:侵入予防)というものがある。
SHOKZの製品もこちらのテストをパスしたものだ。
- 最初の第一文字は耐粉塵性能の数値で1~6の段階で値が大きいほど高性能を意味する。
- 第二文字は耐水性能の数値で1~9の段階で値が大きいほど高性能を意味する。
IP67(OPENRUN)とIP55(OPENRUN PRO)との実際の差がどれほどあるのかは微妙なところだが、PRO(IP55)では1モデル前のAeropexほどの防水性能をクリアできない基準でよしとしたわけだ。
- OPENRUN IP67
- OPENRUN PRO IP55
つまりPROは防水性能よりも「低音を鳴らせること」と「バッテリー時間」を優先したということだ。
実際の利用での性能差は横に置いておくとして、IP67とIP55の等級差は小さくない。
IP 1つ目の数字「5」と「6」の違い
この数字は内部への粉塵の侵入を許すかどうかを保証する基準。
- 「5」は防塵型…粉塵が内部に侵入することを防止する。若干の粉塵の侵入があっても正常な運転を阻害しない。
- 「6」は耐塵型…粉塵が内部に侵入しない。
IP 2つ目の数字「5」と「7」の違い
この数値は液体(水)に関するもの。レベルは2段階も異なっている。
- 「5」噴流水に対する保護
- 「6」波浪に対する保護
- 「7」水中への浸漬に対する保護
実際の使用上で問題になることは少ないと考えられるが、主に濡れることを前提にする人は気にしておかなければならない。
あなたが求めるものがこれらを満たすのであれば、PROも選択肢としては問題ないことは付け加えておこう。
バッテリーを比較 持続時間差2hr
次にOPENRUNとOPENRUN PROのバッテリー連続持続時間を比較してみよう。
- OPENRUN 最大8時間
- OPENRUN PRO 最大10時間
OPENRUN PROは2時間長くて最大10時間。
骨伝導ワイヤレスイヤホンのバッテリー持続時間は他の通常の(骨伝導の)ワイヤレスイヤホンよりも長時間の使用が可能。(骨伝導以外のものは充電ケースで再充電した際の時間もあり紛らわしい)
OPENRUNの8時間で納得できない人がどれだけいるのか。。少なくとも私にとってはいつもお釣りが返ってくる。
重さを比較 わずか3gの違いとは
次にOPENRUNとOPENRUN PROの重さを比較してみよう。
- OPENRUN 29g
- OPENRUN PRO 26g
3gの重さの違いに気がつく人はいないだろう。。
長時間耳に掛けるものなので、この3gの差がわずかでも耳の痛さに影響があるのかは両方を持っている人にしかわからない。
付属するケースの違い
ケースとカラーはOPENRUNとOPENRUN PROでは選べないものがあるので単純にそこの違いで求めるなら話は早い。
OPENRUN PROのケースはジッパー付きのキャリーケース。
OPENRUNは上の画像の通りキンチャクタイプだ。だんぜん持ち運びやすい。
カラーの違いとサイズの選択
OPENRUN PROのカラーバリエーション
OPENRUN PROには上画像の4色が用意されている。音の違いなどではなく単純に色の好みで選びたい人は納得の理由だ。
OPENRUN のカラーバリエーション
OPENRUNには上画像の4色が用意されている。PROとは少し異なるバリエーションとなる。
miniサイズが登場女性にもおすすめ
OPENRUNには小さなサイズのミニサイズもあり、女性や頭部周りが小柄な方にはフィットしてちょうどいい。
OPENRUN PROにもミニサイズが登場。選択肢が増えた。
私が選んだ答えはOPENRUN あなたはあなたの考えで選ぼう
そういうわけで、何よりOPENRUNとOPENRUN PROの価格差6千円に納得できるのかが、どちらを選ぶかのポイントになる。
私の場合は製品のスペックの違いにわざわざこの価格差分の価値を見いだせなかったということだ。
この記事は個人の日常使いのレビュー。単なるメーカー向けのヨイショしたレビューや、高くて後悔するものを買った自分を紛らわせる意図の記事ではない。つまり本音だ。
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ウォーキングでSHOKZを持ち出そう、外の世界が学びの場所になるから
SonyのLinkbudsも気になるあなたへ 参考までに
この記事をチェックしているあなたはSonyのLinkbuds(S)も気になっているかも?
利用シーンは違えどLinkbudsもShokzも方向性は似たような、ながら聴きタイプのイヤホンだ。
用途によってはどちらかに選択肢が決まってくるが、どちらか悩むあなたにはSHOKZをおすすめする。
あまり触れられないポイントだが、SHOKZとLinkbudsの最も異なるところは他人から見て、耳の穴が塞がっているかどうか。
たとえ外音が聞こえていても、周りから見ると、「耳を塞いでいる人か、そうでない人か」なのだ。
「外で耳を塞いでいる人」は危険な存在。家の中でも面倒くさい存在に思われかねない。
たとえ本人が聞こえていても、周りはそうは思わない。あの人は、聞こえていない人と思われるからだ。
外でも、家でも、その場の空気感をしっかりと感じれるのは断然SHOKZの方なのだ。
SHOKZは他人から見ても明らかに耳の穴が塞がっていないのだ。
もう一つLinkbudsの優位なポイントをあげておくと、SHOKZを着けたままでは困る場面がある。
- 仰向けに寝転べない
- 後頭部がイスなどに接せない
これが困るあなたはLinkbudsがおすすめ!
Linkbudsには2種類ある。
Linkbudsのレビューはこちらからチェックしよう
音質は確実にこちらが上↓Linkbuds S
まとめ 高い方が必ずいいわけではない典型例がOPENRUN
繰り返し言うが、OPENRUNは旧型Aeropexの正統進化版だ。
OPENRUNはAeropexよりも安くなっていて、この自然な聴き心地がいま時点では骨伝導の最適解だと思う。(個人の意見)
骨伝導の低音再生は、無理に鳴らすことよりも別のアプローチが望ましい。
気持ちいいランニングには、気持ちいい音を連れ出そう。ウォーキングにもこのSHOKZはおすすめだ。
SHOKZ OPENRUNはあなたの期待に応えてくれる骨伝導ワイヤレスイヤホン。
自然の森の中にはたくさんの音がある。
心地よい風の音やきらめく水の音の中で聴くお気に入りの音楽はSHOKZ OPENRUNでなら得られるもの。
あなたと私の感性や好みは違いがあって当然だ。
あなたの感じるもので選んでみよう。
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