パワーハラスメントへの企業姿勢が問われます

厚労省から委託された公益財団法人 21世紀職業財団さん主催のパワーハラスメント対策支援セミナーに参加した。

厚労省のパワハラに対する法制化の動きがあり企業はきちんとした対応に迫られることになる。
このセミナー以外もいくつかパワーハラスメントのセミナーに参加したが、いつも定員を超える申し込みがあり満席になっている。定員オーバーで、中には無理やり席数を増やしているセミナーもあった。
セミナー参加者は企業の人事関係の部門の人達、総務部門スタッフとか、管理職、経営者がほとんど。
相談を受けてもどうしていいのかわからないとか、こんなやり方でいいのかと疑問に思っているなど意見が聞こえていた。
 

労働問題でパワハラがダントツの相談件数

セミナーの冒頭、労働問題に関する相談で最も件数が多いものはこのパワハラに関する相談。その数7万件以上。H24以降首位を奪取してからは右肩上がりに伸び続けてるとの残念な話。
 
 

実際のところはどうなんだろう。相談に持ち込まれるのは氷山の一角に過ぎないと思う。

本当はもっとたくさんのパワハラ被害者がいる

相談すると自分が会社や、上司や、周りのみんなに迷惑をかけてしまう。たいていはそんな風に思い、自分から仕事を辞めるのがほとんどのケース。
 
パワハラって優越的な地位を利用した精神的、肉体的苦痛などを他人に与えてしまう行為。
 
ほとんどの場合、職場で起こる指導からの延長線にあるもの。精神的に参ってしまってる人達は自分が悪いと信じて止まない状態になっている。
 
パワハラを受けている人は、自分に非があるのにどうしてそのことを棚に上げて正当化できるのかって気持ちでいることがほとんど。そんな風に思って受け止め続け、やがて八方塞がりになってしまうんだね。
 
そう、その結果、誰にも相談できなくなる。自分に非があるから、自分の仕事が上手くできてないから、自分が能力が低いから、
 
みんなに迷惑を掛けているから
 
 
もう十分だよ。反省。
 
十分苦しんだね。
 

指導とパワハラの境界線はどこなのか

 
それに引き換え、パワハラの行為者は指導の名のもと人の心や命を削ってることも意に介せず、正しいことをしているだけ。というのがほとんど。
 
全ては指導の一環と言えばそれまで、何もかもハラスメントとすると指導者を萎縮させることにもなりうる。
でもね、バランスが大事なんだね。
 
 
あなたの元に相談がないから、ハラスメントの訴えが無いから、問題はない??
 
 
それは違う。
 

あなたの笑顔なら、救えますよ

 
気づかせてあげる、声をかけてあげる、手を差し伸べてあげる。そこからしてあげよう。
周りの人達も薄々気づいているもののなかなか声を掛けにくい。問題の存在を認めなければ、そこには何もまずいことは起こっていないってところなのかな。
言葉は違えど、いじめとあまり変わらない側面もあるよね。会社という組織も学校もさして変わらない。矛先が自分に向いたら。。そっとしておいたらいいか、、自分には関係ないか。。
パワーハラスメントを受ける人は特定の性質を持つ人じゃないの?。。
自分は無関係なんてことはないよ。
 
無関心、無知で加担するのだけはやめようね。
苦しんでいるあなた、
あなたの笑顔取り戻してあげるよ。
スマイルネットワーク
人気記事
スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事