靖国神社 遊就館で本当の日本を学ぶ 誇り高い日本を知る ありがとうを伝える
あなたは靖国神社と聞くとどんなイメージをお持ちだろうか。
恐らく、政治家が公式に参拝するとか、しないとかという話を真っ先に思い浮かべるのではなかろうか。
これは靖国神社のイメージを歪めているものだ。
今回、一年を待たず二度目の訪問を果たし、さらに感じたことを含めて、記事をアップデートした。
靖国神社という場所は何か特別な神社のような印象を受けてしまうが、実際のところは想像以上にただの神社だ。(隠された何かがあるまでは知らないが)
今回記事として靖国神社を取り上げたのは、日本人なら絶対に一度は行くべき場所と感じたからだ。
靖国神社はついでで構わないが、あなたに是非行っていただきたいのは、同じ場所にある遊就館(ゆうしゅうかん)という博物館だ。
二度行った後の感想としても、この考えに揺るぎはなく、三度目もきっとまたいつか来る場所だ。
靖国神社の場所はここだ
もしかすると、土地勘のない人にとってはどこにあるのかピンと来ないかもしれないので場所について簡単に触れておこう。
何かのついでに行こうと思っていても、場所さえ知らないとせっかくすぐそこにあるのにスルーしてしまいかねない。
ざっくり言うと山手線の左上あたりだ。
地下鉄だと九段下駅、JRだと飯田橋駅が近い。
遊就館とは
靖国神社の境内に遊就館という施設がある。遊就館は過去に日本が関係した戦争に関する幾多の展示物がある博物館だ。
遊就館へ一度でも行ったことのある人にはもはやこの記事で詳しい説明など不要かも知れない。
しかし遊就館へ訪れたことのない人に対しては、とても一言では言い表せないものをこの記事では伝えたい。
参拝するとか、しないとか、そんな話ではない。
遊就館の展示内容の価値を理解してほしいのだ。ここでしか学べないものは、本当にかけがえのないものだ。
私の住むところは関東圏ではない。今回、二度目の靖国神社、遊就館へ訪れ、目に触れ、知識を得たものをレビューしていこう。
日本人なら絶対に学ぶべき歴史がある遊就館
私たちのほとんどは戦争を知らない。もちろん私もだ。
だが、敗戦国として日本を背負っている意識は少なからずあなたもお持ちだろう。
日本人として生まれたときから刷り込まれてきた、「世界に迷惑を掛けてきた日本」という肩書を意識せずにはおれない。
学校では第二次世界大戦についての学びはかなり少ない。原始時代の人類の起源や古墳の方が重要とされている傾向があるようだ。
だからこそ、私たちは自分自身で歴史を学ぶ機会が必要なのだ。ほんの100年の間の出来事なのに、教えられない大切な歴史があまりにもたくさんある。
直近の日本の歴史が詳細に学べる施設こそが、この遊就館なのだ。
遊就館には、学びになる展示内容が本当に驚くほどくさんある。120分コースという案内があるように、じっくり学ぶには半日程の時間が必要なのだ。
一度訪れるだけでは、物足りなさを感じてしまうくらいだ。再び足を運びたいと。
いや、むしろ再び訪れるべき場所だ。
※展示物のほとんどが撮影禁止なので画像が少なめなのは了承いただきたい。
日本人の心を学ぶ 遊就館で生き続ける魂とは
遊就館には日本が関係した戦争に関する学びが本当に本当にたくさん展示されている。
第二次世界大戦だけに絞っても、アジア各国に対する侵略が一つ一つの国ごとに展示してあり、詳しく説明されている。
歴史書などでよく目にする多くの元首、指揮官や、軍人などの遺物も相当なものが展示されている。
実物の軍服や勲章、銃、軍刀、日用品など。
血で染められたものまでも。
遊就館で本当に見るべきものは、こうした戦死者の遺物とともに、膨大な記録だ。
私たちには知り、伝える使命がある
ここには戦死した人たちの魂がある。
私たちの今があるのは、彼らの犠牲が決して無駄ではなかった証でもある。
彼らの遺書がずらりと並ぶ。
あなたは、今まで一つでも本物の遺書を見たことがあるだろうか。
遊就館ではいくつもの遺書をその目で読むことができる。
これらは涙なくして読めないものばかりだ。
遺書を解説する動画コンテンツまである。
戦地で戦死者本人が日々綴った日記や、イラストなど生々しいものがある。
愛する人たち、妻や、子供、母親へ宛てた手紙。
達筆すぎて読めないものは、きちんと内容が解説されている。
これら一つ一つを読んでいくと、ここに並ぶ写真、一人一人の人の気持ちに寄り添いたい、そんな気持ちに強く駆られてしまう。
ありがとう
本当にありがとう
これ以上に適切な言葉が思い浮かばない。
さらに衝撃的なのが、戦死した人たちの一人一人の写真が壁を埋め尽くす光景。
しかも、壁何面にもわたってなのだ。
いくつも同じ部屋が続く…
これには本当に圧倒される。
戦争で戦死した人たちはこれらが全てではない。それにしても、すごい数だ。
一人一人の命の重みを学ぶことができる。
誰一人残らず目にしないでここを去るのは、彼らに向き合えなかった後悔を残しそうな気持ちにさえなる。
またいつかここに来て学びます。そう言い終えて後にする。
ここに動画を貼っておく。どんな展示があるか、参考程度だが知ることができる。
出口の先には、靖国神社や、天皇、戦争、軍事などの書籍やグッズなどがずらりと並ぶお土産ショップもある。
ここに来た時点で、目と鼻がぐずぐずになっている可能性もあるので、ハンドタオルなどは必要だ。感受性の高い人は要注意だ。
話を戻すと、この売店で売られているものはここでしか買えないものが多い。
靖国神社内にも売店があるが、そちらには置いていないものがある。
そういったものは、この遊就館で学ばなければ買うべきでないし、誤解してしまう可能性がある。
靖国神社カレンダーは一部500円と割と安くて個人的にはおすすめ。
個人的には、2022年版は既に使用しており、2023年分も購入しておいた。
遊就館の場所は
遊就館の場所は靖国神社内にあり、本殿を前にした右手にある建物だ。
遊就館の場所は上の赤い目印のところだ。
日本の素晴らしさ 日本の心を伝えよう 忘れてはいけないものとは
繰り返すが、日本人なら、是非一度は遊就館に訪れることをおすすめする。
もちろん日本人でなくともウエルカムだ。
戦争は良いか悪いかを物差しで測るような考え方は良くないことに気付いた。
もちろん戦争は良くないことに違いないが、国対国で簡単に片付けるべきではないということだ。
戦争しているときの当事者は指折り数えれるものではない。
戦争は、一個人として見た場合は、負けは、命を失うこと、すなわち世界の終わりを意味しているのだから。
一般的に知られる靖国神社の参拝は戦死者を評価するという意味合いで論じられる傾向がある。
しかし、この記事で問いたいのは、そんな話を突き詰めるためでは決してない。
日本国民がなんのために戦ったのか。
それを知ること。
そして、それもたった一つの理由で片付けてしまうもほど単純なものではない。。
私たちの先祖の話であり、ほんの少し前の時代の話。
彼らは生前何を思っていたか。
それを遊就館では目の当たりに目にすることができる。
当時の彼らの感情は私たちとほとんど同じようなものだ。今日の私たちと同じような日常があったのだ。
ただ幸せを願って手を合わせる目的でこの靖国神社に参拝するだけなら、日本の津々浦々にある神社でも同じことができる。
ここ靖国神社に来るのは、そんな、これまでと同じ目的では意味がない。
日本人として生まれたから知っておくべきことがある。
外国人から聞かれて答えに窮する日本人であってはいけない。
この記事で私の話が一体何のことを指すのか。遊就館に行かないと理解できないかも知れない。
是非意味するところを理解しに遊就館へ行ってみて欲しい。
そこで感じたものを次の未来に繋げていこう。
それが私たちにできること。
彼らの意思に応えること。
私はまたここに来る。三度目も、その次も。
伝えきれていない感謝を伝えたいから。
たくさんの感謝を伝えに靖国神社の遊就館へ行こう。
未来に向けてなら、私たちの「ありがとう」の気持ちは無限に生みだせるのだから。
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