誰に対しても、いつだって、優しく接することができたらいいね。
心の内は外からはわからないから、たまたま発した不用意な一言が、誰かの心を傷つけることだってある。
だからといって、常に神経質に過ごすこともなかなか大変だよね。自分だって、気持ちは浮き沈みすることもあれば、傷ついてる時もある。体調不良の時だってあるから。
いつも人に優しくできる人ってすごいよね。たまたま優しく接してくれたのかな?その人はいつも元気で、気持ちが落ち込んだり、嫌なことが起こらなかったりするのかな?
そんなことは無いよね。きっと誰にだって平等にいろんなことは起こっている。本当のところはわからないけれど、意識しないでそのままで優しい人なのか、または、努力していつも優しく他人と接してるのかもね。
人に優しくする理由ってなんだろう。同じものを求めているから?それも一つの答えかもしれないね。
誰かに何かを期待するほど報われないこともないんだよね。
いつも優しい人ならわかるよね?誰かに優しく接したからといって、必ずしも優しく接してもらえるとは限らないことを。
鴨さんも、言ってた。人を教育する場合の話だけど。優しさにも当てはまるかもね。
一人一人、心の中にコップがあって、その大きさは人によって違うし、外からはわからない。
人を教育し成長をさせるために、、ここでは優しさの話に置き換えて話してみるね、愛情、優しさをその人の心のコップに注いでいく。これだけ注いだんだから、気持ちが伝わって、成長する姿を見せてくれるだろうとか、期待する優しさを返してくれるとかどうしても思ってしまう。
人によっては、すぐに期待する変化がある人もいれば、いつまでたっても変わらない人もいる。これだけのことをしているのにどうして変化しないんだろうって思ってしまう。こんなに優しく接してるのにどうして気持ちが伝わらないんだろうとかね。
変化が現れるのは、コップから水が溢れ出す瞬間。コップに注いだものがどれだけたまっていて、後どれくらいで溢れ出すかは誰にもわからない。コップの大きさは人によって違うから。
それでも、いつかその日はやってくる。もしかしたらその時は、あなたがもう優しさを注ぐのをやめてしまっていたり、付き合いがなくなっているかも知れない。
それでも、いつかその時がやってくることを信じてその人に対して向かい合うんだ。
何かを求めて人に接するんじゃないよね。自分がしたいから、あなたがしたいから、だからプレゼントを贈り続ける。
すぐにそのプレゼントに気づく人もいれば、ずっとずっと後にならないと気づかない人もいる。
笑顔だってそんなものでいいよね。
いつか、あの時の笑顔の意味がわかったって気付いてもらえる日がきっとくるよ。
そして、あなたのもとにはたくさんの笑顔が集まるんだよ。それはずっとずっと後かもしれないけどね。