TWSの意味とは TWSを説明 誰かに話したくなる完全ワイヤレスイヤホンとは
TWSってなんの略語?日本語では「完全ワイヤレスイヤホン」のことなんだけどなんかピンとこないよね。
最近よく目にする完全ワイヤレスイヤホンという言葉。何が「完全」なんだ?って思うよね。
これまで完全じゃなかったの??どの辺が完全じゃなかったものが完全になったの?と聞いてみたくなるような日本語の表現。
「完全ワイヤレスイヤホン」は「TWS」という言葉を日本語訳した言葉から由来している不自然な日本語。
他にいい日本語が無くてこうなったみたいだよね。
(追記)フルワイヤレスイヤホンという表現が増えつつあるので、おそらくこれがしっくりくる表現で定着するかもね。
TWSとはTrue Wireless Stereo(トゥルー ワイヤレス ステレオ)の略語。直訳すると「真のワイヤレス通信を用いたステレオサウンド」くらいか。
この「真の」にあたるところを「完全」と訳している感じなんだね。
本当の言葉のイメージはアップルのエアポッドの様な、両側のイヤホン自体が左右独立していて、スマホなどのプレイヤー機器とワイヤレスでつながるものを指すんだ。
TWS 完全ワイヤレスイヤホンとはどれくらい完全なのか
TWS 完全ワイヤレスイヤホンの定義は次の条件をクリアしたものに対して称されるものが一般的。
①機器とイヤホンがコードで繋がっていない
②左右のイヤホンがコードで繋がっていない
③左右のイヤホンがワイヤレスで通信できる
①機器とイヤホンがコードで繋がっていない
最も基本となる仕組み。この条件をクリアするワイヤレスイヤホンは多い。というか、繋がっていてはワイヤレスとは言わないからね。
②左右のイヤホンがコードで繋がっていない
現在市場に出回っているワイヤレスイヤホンでは「完全」なものと、その手前のものとしては左右のイヤホンがコードで繋がっているタイプがある。
このタイプの利点はプレイヤー/通信ユニット、バッテリーをイヤホンの外に置くことができるのでイヤホンは従来のイヤホンを利用することができるという点。(新たにイヤホンとしてドライバー設計からする必要がない)
サイズの制約を受けない製品なので開発コストが安くなる。とは言え、それを理由に価格が安いということはほとんどない。
③左右のイヤホンがワイヤレスで通信できる
これは②の裏返しで、両側のイヤホンに通信、再生するユニット、バッテリーが装備されているもの。
True Wireless Stereoのステレオとはどういうものか
True Wireless Stereo(ステレオ)のステレオとはどういうものか。
今更ながらで、もう時代遅れになりかけの言葉「ステレオ」の意味を説明しておくね。
ステレオとは左右で異なる音を出す仕組みで、は左の音、右の音が別々に録音されたものを再生することで臨場感のある音を聴くことができるもの。
人間の耳が左右に二つあることで、少しづつ異なった音を聴いているのに合わせて音を2つ用意している。
ステレオに対してモノラルは、一つだけの音しか用意していない状態。
ステレオの音、つまり左右分の2種類のデータをワイヤレス通信で送る必要がある。
完全ワイヤレスイヤホンの仕組みとは
完全ワイヤレスイヤホンの仕組みは、プレイヤーから左右2種類分のデータを片方のイヤホンの右側(左側でもOK)に送信する。
受け取った右側のイヤホンは、右側の音のデータはそのまま音を鳴らし、同時に左側の音だけを左側のイヤホンに送信する。
最後に左側のイヤホンは、右側から受け取った左側の音を鳴らす。
データの流れは下のようになる。
プレイヤー>>>>右のイヤホン>>>>左のイヤホン
結構面倒な仕組みなんだ。順に送るから、左側の音の到着が最も後になるわけで音がずれてしまう。
同期をとらないととても聴けたものにならないからね。
こんな複雑な難易度の高い仕組みを勝ち取っただけに、「完全」という称号が与えられているわけだ・・・・
と言っても、日々ますます完全度は高まっていて、スマホから左右のイヤホンに直接接続して音を鳴らす製品はいまや当たり前に登場している。
昨日までの「完全」は明日も完全とは限らない世の中。
画像はBluetooth.comから引用
もともと左右独立で接続の技術は当初からあったものの、その難易度と、バッテリー消費の問題で回りくどいリレー方式を採用していた。
その辺がクリアされた製品が登場してきたわけだ。
SONYの最新ノイキャンが登場。記事をチェックしてみよう。
ワイヤレスイヤホンの種類に不完全ワイヤレスイヤホンってあるの?
完全なワイヤレスイヤホンがあるなら、不完全ワイヤレスイヤホンというものがあるのか?
既に前項で紹介した条件に合わないのが不完全ワイヤレスイヤホン。
「完全」なのが登場してしまったから、まるで「不完全」みたいな立場に追いやられてしまった完全じゃないワイヤレスイヤホン。
「完全じゃないワイヤレスイヤホン」は左右のイヤホンが線で繋がっていて、首の後ろ側にバッテリーやレシーバーがあるタイプなど。
別に機能に不備とか、音が劣るとかそういうものではない。音だって別に悪いわけでもなく、むしろいい音のものだってたくさんある。
ワイヤレスの通信手段がちょっと完全じゃないだけ。この辺は好きか嫌いか個人の好みの問題なんだけどね。
BOSEの音楽が聴けるサングラスを知ってる?何が画期的なのか知ればもう手放せない。あなたの世界が音楽で満たされる。記事をチェックしてみよう。
完全ワイヤレスイヤホンを楽しむ環境は
完全ワイヤレスイヤホンはBluetooth通信を用いてプレイヤー側からのデータを受信する。詳しいマニアの人にはこちらの情報を→Bluetooth.com
Bluetooth通信は結構環境に左右されるもので、通信品質が悪いと、音にも影響を及ぼしてしまう。
Bluetoothの規格は最新で5.2というバージョンとなっている(2020/7時点)。機器同士のバージョンが異なる場合は下位のバージョンで通信を行う下位互換性があるからあまり気にしなくてもいいんだけどね。
それでも、バージョンが高い方が機能性も高いのでなるべくワイヤレスイヤホンとプレイヤーは同じバージョンであるに越したことはない。
完全ワイヤレスイヤホンを完全に楽しむには
完全ワイヤレスイヤホンとプレイヤーの組み合わせによっては音飛びが頻繁に起こるものがあるんだ。
原因が特定できるものもあれば、そうでないものもある。原因がわかっても回避できないものもある。
どうしても原因がわからずうまくいかない時に機器同士の「相性」という最後の言い訳みたいなものがある。
何が原因かはわからないけどうまくいかない場合に「相性が悪い」で片づける。
確実に相性のいい組み合わせは、口コミなどに書かれている人がどんな機器を使っているかをチェックして同じ機器を使ってみるというものが簡単。
他にもイヤホンとプレイヤーを同じメーカーで揃えることも「相性」に悩まされることは少ないはず。
SONYのノイズキャンセリングワイヤレスイヤホン WF-1000XM3をレビュー。海外でも評価は高く口コミも翻訳しているのでチェックしてみよう。こちらのリンクから記事へ。
まとめ おすすめの完全ワイヤレスイヤホンとは
完全ワイヤレスイヤホンとは、もう使っている人にとっては何も特別なイヤホンじゃない。
じきに特別じゃなくなる。全てが完全になると「当たり前ワイヤレスイヤホン」になる。
一度この「完全」さを感じると、「不完全」な生活には戻れないのも事実。
イヤホンからのラインが結構邪魔だったことに気づくからね。
後は、どれだけ「快適さ」も完全を感じることができるかを追求していこう。
ワイヤレスイヤホンは通信手段に電波を使うから、他の機器のノイズを拾いやすく音がぶつぶつ途切れることがよくある。
それを避けるためには、できる限りノイズに強い製品や組み合わせを選ぶのが一つの手段。
やっぱりおすすめは、同じメーカー同士の相性が確実。
ソニーのワイヤレスイヤホンにはソニーのウォークマンかソニーのXperiaの様な選び方が確実なんだ。アップルのイヤホンとプレイヤーやiPhoneという組み合わせ。
このサイトでイチオシしてるシャオミのワイヤレスイヤホンとスマホの組み合わせもおすすめ。
あなたも試してみたくなったかな?
初めてワイヤレスイヤホンを使った時の自由感には驚くよ。ついに解放されたんだって感想。
これまで縛られていたつもりは全然なかったのにもかかわらず解放される気持ちよさを感じてみよう。
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