ネット誹謗中傷から笑顔を守る 好きにコメントする自由とは 誹謗中傷をなくすには
これまでたくさんの人がネットでの誹謗中傷で苦しんできた。自殺に追い込まれる人たちもいる。
言葉は人を傷つける武器。
しかし人からは武器になる言葉を取り上げることができない。
どうすれば言葉から身を護ることができるのか。
みんな現実の世界の中で毎日もがきながら懸命に暮らし、辛いことも乗り越えている。
心の休まりを求めているネットの中で、突然に言葉による攻撃を受ける。
現実の世界にも気を抜けないところに、スマホの向こう側にも自分を追い込む存在が生まれる。放っておけないような書き込みの内容で、気が休まらない毎日を過ごすことになってしまった。どうしたらいいのかわからない。。
誰も期待していない一言をコメントする前に
そのたった一言の書き込みがとどめを刺すことになるかも知れない。
そんなつもりはなかった?想像力の欠如は本当に過失とは言えない?
言葉は武器だから。
正しい使い方も知らずに使えてしまう。
正義感は自己満足でするものではない。
押し付けの正論ほど見苦しいものはない。
賢者は無駄に口は開かないものだ。
そろそろ清算される頃合いが来た誹謗中傷
近頃ネットでの誹謗中傷に対して是非を問う機運が高まってきている。
そんな社会での機運の高まりの火を消さないように、苦しめられる人たちの笑顔を取り戻すためにみんなで考えよう。みんなで大切な人の笑顔を守ろう。
日常生活での安全にはインターネットの中も含まれる。隣にいる苦しむ人ならすぐに助けられても、ネットで見かける誰かには手を差し伸べにくい。
間違ったごく少数の意見が目立ち、そういう場面では正しさは身を隠してしまう歪んだネットの世界。
いよいよターニングポイントに近づいてきた。
このまま見過ごしは許されない 誹謗中傷は犯罪
賢明な故に何事も発さない事を選ぶ大多数の人たちがいる。
苦しんでいる、困っている人たちを救うためにできることとは何だろう。まずは知ること、考えることから始めてみよう。
自分には何ができるのか。
そして自分を守るにはどうしたらいいのだろう。誹謗中傷に立ち向かうには。
その答えをここに書いておこう。
子供たちをSNSから守るためには
総務省のインターネットトラブル事例集というものがある。
https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/trouble/
こちらは主に子供たちを守るために役立つものだ。子供たちから親に相談があった時は既に深刻な状態になっている可能性がある。
何もないと感じるときにこそ、子供たちに声を掛けてあげよう。友達に解決を期待してはいけない。
子供たちが困っているときはあなたも当事者なのだから。
SNSを利用する全ての人を守るために
一般社団法人ソーシャルメディア利用環境整備機構が発信するNO HEART NO SNSのサイトがこちら。
https://no-heart-no-sns.smaj.or.jp/
困った人はまずはこのサイトへ行って内容をチェックしてみよう。
いや、もっと踏み込んで言っておこう。困っていないからこそ予め見ておこう。
知識こそあなたを守る最大の力になる。
簡単な対処方法から、本格的な対処方法まで窓口がずらりと揃っている。
総務省のインターネット誹謗中傷相談窓口
https://www.soumu.go.jp/main_content/000720649.pdf
法務省のインターネット人権相談窓口
総務省の違法・有害情報相談センター
セーファーインターネット協会誹謗中傷ホットライン
https://www.saferinternet.or.jp/bullying/
一つ残念なことは、窓口からあなたには決して声を掛けてくれないと言うことだ。
あなたのその一言をこんなにたくさんの窓口が待っている。
解決を求めるには 戦う相手がどこにいるのか知るために
「総務省におけるインターネット上の
誹謗中傷対策の取組について」の2021年度の資料から抜粋。リンク
政府も問題解決に向けて動き出している。
何の手立てもない被害者がどうやって加害者と立ち向かうことができるのか。
相手がどこの誰なのかを知るための手続きが容易にできるようになってきている。
SNSサービスの提供者に協力を求める流れは加速していき、誹謗中傷そのものを許さない仕組みの提供に変わっていくことが予想される。
それができないようなユーザーを守れないSNSは誰も使わなくなるということ。淘汰されていくはず。
出没注意 誹謗中傷する人たちはここに現れる
誹謗中傷している人たちは主にどこに現れるのか見ていこう。
相談があったごくわずかな情報から、その相談内容の内訳がこちらになる。
誹謗中傷などを書き込まれた場所がこちら。
具体的なSNSサービスなどはこちら。代表的なのはツイッター。そしてその他が圧倒的に多い。数え切れないSNSサービスがあるということだ。
要するにどこにでも誹謗中傷をする人たちは現れる可能性があるということ。
ツイッターが1位なのは匿名で書き込めるというのが一番の理由だろう。
匿名と思っているのは大きな勘違いだ。
誹謗中傷は一体誰がしているのか?
誹謗中傷をするのはどんな人なのだろうか考えてみよう。
と、その前に、3つ質問をしてみよう。
①あなたはよく知らない人のSNSに対して書き込みを頻繁にする人ですか?
②あなたは誰かのSNSに対して批判めいた内容の書き込みをしたことがありますか?
③あなたは誰かのSNSに対して肯定的な内容の書き込みをしたことがありますか?
1つ目の質問の対しては、半数以上の人が経験がないはず。
2つ目の質問に対しては、この記事を読む人でさえも、はいと答えるのは1割にも遠く及ばないはず。
3つ目の質問も2つ目と質問の内容は逆であるもののさほど結果は変わらないはず。
ここで言いたいのは、SNSでコメントをする人たちは圧倒的に少数の人たちなのだということ。
ほとんどの一般的な人は、たとえSNSで匿名でコメントができるとしてもほぼしないものなのだ。
この点はほとんどの皆さんは感覚的にも同意できるはず。過去に2ちゃんねるの掲示板は目にした経験はあっても、書き込んだことがないのと同じように。
ということは、ほとんどの人がSNSでは書き込まない一方で、コメントを書き込む人たちはというのはとても「レアな人たち」なのだ。
そして、批判めいたコメント、誹謗中傷する人たちはさらにその中でも「特にレアな人たち」なのだ。
社会は性悪説 レアな人だからと言って排除してはいけない
だからといってレアな考えを持つ人を社会から排除するなんて考え方は、危険な考えであり、やってはいけないこと。
人の心の中の考えは同じではないのが至って当然であり、その意見は尊重されるべきもの。憲法で当たり前に保証される人権なのだ。
勘違いしてはいけないのは、人が自由に考えることを誰かに押し付けたり、そのことで責めたりするのは許されないこと。
これは犯罪としても定義されている。
誰の意見も絶対に正しいと言えないのは賢明な皆さんなら、そんなの当たり前と理解できるはず。
レアな人たちにも通じればいいんだけどね。。
レアな人たちとどう付き合おう
社会のレアな存在を例にあげて考えてみよう。
現代社会ではレアな存在として、例えば犯罪者がいることを予め予定している。
犯罪を処罰するための刑法の存在を考えればそのことがわかるはず。
社会は性悪説を前提にしているのだ。
そんなレアな人たちとどう付き合えばいいのか。
普通、好きでもない、むしろ嫌いな人とは積極的に話をしないのはもちろん、関わらないように日常過ごす。
とはいえ社会生活をしていると、ご近所さんや職場などで苦手な人がいることもありうる。一言も話さないでは済まないというケースもあるのは事実。
気に入らないからといって無視するわけにもいかない。人として尊重しなければいけない。
お気付きの人もいると思うが、世の中には自分から見て、一定数、必ず変人と思える人がいる。
私も変人の一人だ。多かれ少なかれ誰もがそうであるように。
誰から見ても明らかに変人な存在に対しては、ちょっと厄介な人だとわかれば気をつけて接したり、そもそも関わらないようにしたりと対策も取れる。
ネットはそういうわけにもいかない。音もなく忍び寄る変人、防ぎようもない変な人=レアな人と対峙せざるを得ないことが起きる。
ただ変なだけな人なら問題はないが、積極的に関わってくる変な人には困りものだ。トラブルに巻き込まれると精神的にも参ってしまう。
誹謗中傷は厄介なレアな存在をあぶり出す踏み絵でもある
誹謗中傷を知らない人に対して易やすとして行ってしまう人をどうやって見つけられるのか。
誹謗中傷をするようなレアな人たちが事前にわかれば対応もしやすいからね。
そういう人たちがSNSにアクセスできないとか、アカウントに要注意マークが付いていたりとかができれば。。
そんなことはできないから、困ったり苦しめられる人がいるんだけどね。。
いや、よく考えると事前に対策をすることは可能だ。我々利用者には無理な話でも、SNSサービス提供会社には取れる対策がまだまだある。
レアな人たちの中でもトラブルを起こす人たちはある意味リピーターである。
ニュースで一度や二度は聞いたことがないだろうか、「以前からトラブルが絶えない」、「以前から問題行動を見かける」、「一度は収まったがすぐに」などの下りを。
誹謗中傷を受けてしまっている人には辛い話であるが、この事が未来の不幸な人を救える可能性に繋がれば少しは救われる。
誹謗中傷のあるここにこそ、レアな人が踏んだ跡が残っている。
ここに見つかりました。レアな人が。
ネットの誹謗中傷は本当に匿名? 実は白文字で名前付きで書き込んでるのと変わらない
匿名だから自分がSNSに書き込んだことが誰にもわからないと思い込んでいるユーザーがいる。
他方、匿名でもSNSへの書き込みは誰が書き込んだかが特定できることを知っているにもかかわらず書き込むユーザーの二つのパターンがある。
ネットへのどんな書き込みも、もう既に誰が書き込んだのかはわかる仕組みになっている。
もっと全てのユーザーへ広くこのことは説明するべきなのだ。
監視カメラがあることで事前に犯罪が防げるのと同じ効果が得られるのだから。
この記事にアクセスしているあなたでさえ、こちらが特に何もしなくても、性別、年代、居住地域、使っている機器、契約しているネット業者などの判別がつく。
そしてIPもわかるのだ。IPとはネット上の番地のようなもの。
これらの情報と誹謗中傷の事実をまとめて警察に被害届けを提出すればあっけなくどこの誰だかはたどり着くことができる。(証拠を押さえていれば)
そんなことを意識していない人でも、ネットには必ず消せない足跡が残るようになっているので安心して欲しい。
内緒でスプレーで落書きができるような街の壁とは全く違うのだ。
厄介な人がどこにいるのか SNSサービス会社なら特定してマークすることも可能
誹謗中傷からユーザーを確実に守れる存在はSNSのサービスを提供している会社だ。誹謗中傷の場を提供しているある意味では当事者でもある。。
なぜ守れるのか、その理由はどのユーザーが誹謗中傷を受けているのかを把握しようとさえすれば簡単にできるから。
誹謗中傷の迷惑を受けた人はそのアカウントに対する申し立てをSNSサービスに行う。
SNSサービス会社はそのユーザーに要注意フラグを立てれば済む。
要注意アカウントのフラグがあることでいろいろなサービスのときに不利益な扱いが付き纏う。
要注意な人との取引でクレームを受けたくない人は、予め取引も断れる。
要注意フラグのユーザーは各種サービスには入れないようにするなど仕組みで締め出すことができる。
悪質な者は新たなアカウントを作るのでイタチごっこ?
新たなアカウントを作るのでイタチごっこ?じゃないのと言うご意見もあろう。
それは以前の話だ。
この点についてはアカウント作成時に個人情報をたくさん要求することにすれば、より厳密なユーザーの本人特定が可能になる。
保証人のような情報を求めたり、複数の確かな社会的番号などを求めることで、信頼度の高い認証済ユーザーなどの識別ができるなどを取り入れる。
そうすることで、前のアカウントの要注意フラグが立ったアカウントと同一人と特定された時点で、フラグが継承されるようにすればよい。
新たなアカウントの登録時には、他のユーザーに対する迷惑行為を起こし申立を受けた場合、要注意フラグが立つことを了承の上で登録されることにしなければならない。
こんな提案をユーザーサイドからわざわざSNSサービス会社へ申し出るそれ以前に、既におかしなユーザーはとっくに特定できてますよね?
今得ている情報や技術で十分に対応できるはずだから。
まとめ 誹謗中傷を止めるのはあとは気運だけ
誰もが承認されたい世界の中で承認しない人がいる。
それ自体は決していけないことではない。むしろ自然な話だ。
問題なのは、誰かを承認しないことをわざわざ本人に伝える行為だ。
問題なのは、そのことを伝える場所だ。
面と向かって、ましてや知らない人に対して言わないことをSNSで軽々と言い放つ行為をあなたはどう思う?
あなたは知らない誰かから不愉快な言葉を書き込まれたらどう感じるだろう。
普段のネット以外の日常生活でそんなことをされるのは今やレアなこと。
ハラスメント行為になるからだ。
気をつけないといけないのは、レアな人たちだけではない。
変な人たちもいるなと思う一方で、自分もそんなことをしてしまう立場になってしまわないようにしよう。
他人のSNS上では敬意や感謝こそあれ、意見するのはやめておこう。
その場所は他人の家なのだから。
他人の家の中では「ありがとう」という言葉のプレゼントだけ。
知らずして不愉快な言葉を他人の家に貼り付けてしまわないようにしよう。
あなたなら赤の他人からどんな言葉を掛けてもらいたい?
「それなんか変ですね。目障りです。」
「ありがとうございます。頑張ってくださいね。」
簡単な二択だ。
世界には素敵な言葉がたくさんあるんだから。
- 2024年1月1日心が笑顔になる
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- 2023年3月21日あなたを笑顔にする学び
- 2022年12月25日心が笑顔になる
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