耳鳴り音を聞くと緩和される? 耳鳴りとの付き合い方
耳鳴りを治したい、でも、なかなか治らない。この記事では長引く耳鳴りとどのように付き合っていくかをあなたと考える内容だ。
ではどうするか。
耳鳴りを治療するための確立された方法は残念ながら存在しない。耳鳴りは病気ですらない。耳に関する一つの症状にすぎないのだ。
この記事ではなかなか治らない耳鳴りと付き合うためのノウハウと、耳鳴りを少しでも緩和するための手段を考えていこう。
今回ご紹介する、その一つの方法が、
「耳鳴り音を聞く」ということ
是非一度試してみよう。(後ほど紹介する)
この記事は耳鳴りを治療するための内容ではなく、耳鳴りとどう付き合うか、どう緩和するか、快適な普段を過ごすためのノウハウを書いたものだ。
耳鳴りの不快な気持ちで、毎日を過ごすよりも、ちょっとした工夫で楽しく過ごす。
筆者も過去に耳鳴りで苦しめられた経験がある。
治したいのに治らない。とても時間が必要なケースもある。
耳鳴りの解消に時間が掛かる間、不快な生活を過ごすよりもできれば快適に過ごしたい。
QOLを上げるための方法を紹介していこう。
ちょっとこの先に進む前に。
あなたが、もしも耳鳴りになって間がなくて、病院へまだ行っていないのなら、まずは病院へ行こう。
耳鳴りってどんな音?
耳鳴りは、就寝時など静まりかえった部屋で聞えるあの音、『シーン』という音。
実際『シーン』なんて音はどこかから鳴っているものではなく、頭の中で鳴っている音だ。
外から鳴っている音でなく、もちろん耳の中や、鼓膜に響く音として鳴っているわけでもない。
音を聞き取る脳の機能が過敏に反応しているものとも言われている。
耳鳴りにはあなたが思うよりも様々なタイプの音がある。
私が聞いている耳鳴りの音と、他の人が聞いている耳鳴りの音が違う場合がある。
誰しも自分の耳で聞いている耳鳴りの音を他人には聞かせるのことはできない。
考えてみれば当たり前のことで、他人に対してこの音聞いてみてってどうやっても聞かせることができない。
- シーン
- キーン
- ブーン
こんな言葉(文字)で音を表せるように、様々なタイプの音の耳鳴りがあるようだ。
私の経験では「ごー」という音だったり、耳に水が入ったような状態の耳鳴りを経験したことがある。
水の中で聞く音。あれってなかなか言葉で表せない音だ。
人によっては様々なタイプの耳鳴りがある。
耳鳴りの不自由さも人それぞれであり、軽い症状を経験したからと言って、誰もが同じではないことはきちんと理解しておこう。
本当に困ってしまうほどの、辛い耳鳴りの症状をお持ちの人もいる。決して軽く扱うようにはしないようにしよう。
耳鳴りはいつ聞こえる?
耳鳴りが聞えるのはこういうタイミングだ。
- 静かな場所に入った瞬間
- イヤホンを装着した瞬間
難聴などの人には耳鳴りが常に鳴り止まない人もいる。
夜、寝る前の静かな部屋の中で横になった瞬間、急に気になり出す音が耳鳴り。
他にも、外部から遮断された音のない静かな空間に入ったときにも耳鳴りを聞くだろう。
風呂上がりで少し落ち着いた瞬間なども耳鳴りを強く感じる。
静かになると気になるという事は、静かではないときもずっと鳴っているの?
こんな風に思うのは当然だ。
耳鳴りが止まらない 耳鳴りを聞いて緩和
耳鳴りを改善するための手段の一つとして、わざと耳鳴り音を聞くという対処方法がある。
もう少し詳しく説明すると、自分の耳鳴り音に近い周波数(音の高さ)の音を聞くと、耳鳴り音が消失するというもの。
サンプルでYoutube動画を貼っておこう。
聞いていただくとおわかりだが、ただの音なので楽しむものではない。
◆11KHz〜14KHzの音がこちらの動画
私の場合、この動画の周波数の音がしっくりくる。
他にも以下の音が別の動画として用意されているのでチェックしてみよう。
- 5〜8KHz
- 8〜11KHz
- 10KHz
あなたに合う音で試そう。
この動画のコメント欄を見てみると効果アリの人もいれば、そうでない人もいるようだ。
向き不向きと、正しい使い方で継続できるかにも効果に左右する。
難聴で悩んでいる人は試してみる価値はあるかも知れない。
ポイントは
- 自分の耳鳴り音に近いものを選ぶこと
- 暫くは継続してみること
音のある生活で耳鳴りを緩和
全く何の音もない空間で浮かび上がるように感じるのが耳鳴り。
何か音があれば、その音に気がいき、耳鳴りを感じなくなるのだ。
虫の音や風の音、何かの機械の動作音などが鳴っていれば、そこに意識が向く。
という事は、常に音がある環境にいれば、耳鳴りを感じなくなることになる。
常に小さな音量で、音楽が鳴っている環境なら、意識がそちらに向くので、耳鳴りには気付きにくくなる。
こういった音楽をずっと流しておこう
- ヒーリング音楽
- 自然の中の環境音
- クラッシック音楽
寝室にスマートスピーカーが一つあればこんな音楽も簡単に流しておける
まとめ 耳鳴りが解消しないなら 付き合いながら快適な生活を
耳鳴りは健常者でも感じるもの。
過度に耳鳴りを意識しだすと、かえって気になって仕方なくなることもある。
とは言え、耳鳴りが気になりだすのは、いつもと明らかに違うレベルの耳鳴りを感じることがきっかけになるものだ。
長引く耳鳴りには、これはこのままではまずいかもと焦りも出てくる。慌ててしまうこともある。
耳鼻科でも確実な耳鳴り解消の手段がないだけに、困ってしまう。
その場合は今の自分とゆっくり向き合ってみよう。
長い目で耳鳴りと付き合い、耳に優しい生活を心掛ける。
まずは、これ以上悪くならない耳に優しい生活を。現状で心地よい生活を送るための手段を実行してみよう。
聴力も、楽しみも失わないQOLを維持する生活を実現しよう。
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