Xiaomi Mi Note 10 Liteをレビュー 知られざるシャオミの秘密
Xiaomi Mi Note 10 Lite(シャオミ・ミ・ノート・テン・ライト)はシャオミの日本市場向けとして第二弾。
6/9に販売開始となったスマートフォン。
早速手元に届いたので、Xiaomi Mi Note 10 Liteをレビューしていくね。
Xiaomi シャオミと聞いて、聞き馴染みのある日本人はどれだけいるのかな?
Xiaomi シャオミは中国のスマートフォンメーカー。ただのスマートフォンメーカーじゃないよ。
まずはこちらを見てほしい。日本のシャオミ公式ホームページ→https://www.mi.com/jp/
ごく控えめなホームページの内容。結構中身が薄く、えっそれだけ?って印象。スマートフォンは2機種のみ。
そして、こちらが本国中国のシャオミの公式ホームページ→https://www.mi.com/
最新スマートフォンのラインナップはこの様な感じ。
※上画像の左上の「小米10 青春版 5G」が7月にauから登場予定の製品なんだ。(1元は約15円)
是非見比べてみてほしいんだ。何なら、「Select Location」から各国向けのホームページに遷移するので一度眺めてほしい。
どんな感想かな。。日本のシャオミはまだ始まったばかりなんだ。
シャオミの全体像はXiaomi Ecosystem シャオミエコシステムについての記事で書いているから読んでみてほしい。
シャオミ スマートフォン MiとRedmiの違いとは
初めてシャオミと接する人は聞き慣れない言葉の連続かもね。「Mi」と「Redmi」 って何が違うの?って思うよね。
簡単に言うとMiはハイパフォーマンスなスマートフォンのシリーズ、Redmi はコストパフォーマンスなスマートフォンのシリーズ(サブブランド)というそれぞれの製品の位置づけとなっている。
そして、Miシリーズにも「Mi」のみのものと、「Mi Note」というものがある。
「Mi」はシャオミのフラッグシップシリーズでシャオミの初代スマートフォンから引き継がれる流れを持つ製品。シャオミが最も注力してきた製品なんだ。
そして「Note」がつくモデルは若干スペックを落としたお手頃な位置づけなんだ。
実はシャオミにはまだまだ別のブランドのスマートフォンが存在している。(こちらは別の記事で詳しく説明する予定。)
Mi Note 10 Liteをレビュー 5Gは未対応
この時点では、まだシャオミのスマートフォンの凄さを思い知る前の段階なんだ。
今回はMi Note 10 Liteのレビュー。
今回シャオミのスマートフォンを購入したのは、これまでシャオミについてたくさん記事を書いてきたのにまだシャオミのスマートフォンに触れていなかったから。
シャオミはスマートフォンで始まった会社だからね。本当のシャオミを知るにはシャオミのスマートフォンを知ることにあるともいえる。
購入にあたっては、今回日本リリースとなったRedmi Note 9Sか、このMi Note 10 Liteの2機種か、グローバル版のPOCO Phone F2 Pro(中国国内版はRedmi K30)の3つが候補となった。
この2020年のタイミングだから5G携帯が選択肢に入ってくる。
Mi Note 10 Liteは5Gには対応していないから少し悩ましい選択となった。
Mi Note 10 Liteを選んだ理由
Redmi Note 9Sは最もコストパフォーマンスに優れた製品でその分レビューなどの情報もネットにたくさん溢れている。
驚異的なコスパのRedmi Note 9Sと比較してMi Note 10 Liteはそこまでコスパはよくなく、売れ行きもRedmiよりも低いと思われる。
こちらが背面。(購入時に付属しているカバーを装着)
なぜMi Note 10 Liteにしたのか。
どうせレビューするなら、情報が少ない方のこちらを選びたいということ。
初代「シャオミ1」から引き継がれるシャオミの「Mi」シリーズを体感したいということ。
そしてバッテリー容量がRedmi Note 9Sより若干多いこと、液晶ディスプレイが有機EL仕様となっていること、そしてSOCがSnapdragon730Gであることが決め手。
5GのシャオミのスマホはMi 10pro、POCO Phone F2 Proがあるものの、それらの機種は価格が若干上がるのと日本国内の回線の整備度がまだまだで、実際問題は4Gメインで使うことを考えるとあまり5Gにこだわる必要がないと判断した。5Gはインフラもサービスも機能も時期尚早。
今回シャオミのスマートフォンに乗り換える前はASUSのzenfone5を使っていた。
zenfone5はそれほど不満のない機種で、最近でこそあれこれアプリを同時に使っているとメモリの少なさによる若干の遅さを感じる程度だった。
まだまだ現役で使えるレベルの機種。中身は、どノーマルなandroidスマートフォン。
今回、シャオミに乗り換えるにあたり、ASUS zenfone5にあってMi Note 10 Liteにはないものはこれ。
・SDカードスロットがない
・背面の指紋認証機能がない
実はRedmi Note 9SにはSDカードスロットがnanoSIM 2つと別でmicroSD用1つを同時使用できる。ここが一番悩みどころでもあった。
とは言え、ストレージが64GBから128GBに変わることや、USB-Cに刺せるタイプのSDカードリーダーを用意することで十分にカバーできる。
背面の指紋認証機能は慣れの問題なんだけど、これまでスマートフォンを持つ後ろの指が自然に届く場所に指紋認証機能があった。
Mi Note 1Liteに替え前面のディスプレイ側に移ったことで、わざわざ持つ手をいったんずらす手間が増えることになる。
曲面ディスプレイだから画面フィルムを張るのがひと苦労 でも大丈夫
スマホを地面に落として画面が割れてしまった経験のある人いるよね。私もある。
だからMi Note 10 Liteは必ずフィルムや強化ガラスを張り付けたい。
このMi Note 10 Liteのディスプレイは端が曲面になっているタイプ。
左右の端がカーブを描くこだわりの作りになっている。。サムソンのGalaxyのような感じだね。
このタイプの画面にフィルムを張る場合、画面サイズよりも小さいタイプを選ぶか、またはフィルム自体がペラペラの薄いタイプを選ぶ必要がある。
ガラスタイプの場合は画面両端部分がカーブ状になった製品は存在しない。(あることはあるが接着剤を塗らなければならない)
必ず画面サイズよりも小さいものを張り付けることになる。
フィルムが薄いペラペラ状の場合、画面いっぱいに張るには、薄くて曲面に張り付くものが必要になってくる。
今回はFlexible ShieldというフィルムをMi Note 10 Liteに張ってみた。これがものすごく貼るのが難しいんだ。
上の画像にも上級者向きと書いてある
専用の水貼りキットというものが500円くらいで別売りされていてこれを使うと簡単に貼れるそうだ。
水貼りキットなど使わず手で貼ってみたところ激むず。。
正直な話、普通に手で貼ってきれいには絶対に貼れない。何度やっても空気が入り込んでしまうんだ。
いったん諦めてフィルムを捨てそうになった。こりゃだめだな。
一瞬考え直した。。
結局どうしたかと言うと、家にたまたまあった、ダイソーで買ったスプレー(上画像の左側)で水貼りをしてみた。
この別売りのキット(500円)を購入しなくともダイソーなんかで売っているスプレーと水で代用ができる。
やり方は簡単。フィルムの画面に張り付ける側の面にスプレーで水をたっぷり吹きかける。
水がスマホに掛かりすぎて故障の原因にならないか気になるので、フィルムを貼り付ける際にはみ出した水滴を拭きながら慎重に進めた。
Mi Note 10 Liteをハンドタオルの上に置き、定規などのプラスチック上のヘラみたいなものでフィルムを端からこすりつけていく。
何とか、これで貼り付けてみたもののそれでもなんだかしっくりこない。
結構ムラになって気泡も入っている。。やっぱ駄目だなこりゃ。
あきらめて、画面よりも小さなガラスタイプなら確実だから明日また買いなおそうと思って一晩たった翌日。
なんだかよくわからないが、気泡や、フィルムの下に湿気のようなものが残っていたのがすっかり消えてなくなっていた??
これは不思議。多少ムラになっても水貼りをしていると自然にきれいに仕上がる仕組みになっているようだ。
ここ、もっとアピールしておけよって思った。水貼りなら、作業を適当にやっても時間を置くとうまく仕上がる。
楽天のSIMでひと苦労 でも大丈夫
最近CMで流れているUN-LIMIT回線のことではない。
昔からのドコモ経由の楽天モバイル回線の方でAPN設定をしたつもりが、これが上手くいっていないことに外に出掛けて初めて気づいた。
自宅のWiFiエリアで設定していて、4Gに繋がっているとばかり勘違いしていた。
電話は普通にコールしていたので。
何が悪かったのか結論を先に言うと、「rmobile.co」と、「rmobile.jp」を入れ間違っていたのが原因。楽天モバイルの場合自分の回線がどちらなのかをあらかじめ確認しておいた方がよい。
楽天モバイルのAPN設定を検索すると中途半端な情報のサイトだと片方しか書いていないので注意が必要なんだ。
きっちり自分の契約回線と、それにあったAPN設定を調べておこう。
ハイスペックなMi10Tを入手してレビューした記事がこちら。楽天モバイルUNLIMITでの使用はどうか?気になるあなたはチェックしてみよう。
MIUIはシャオミファンには欠かせないもの
是非ともMIUIを使うために、シャオミのスマートフォンを買うのをおすすめしたい。
それくらいシャオミのスマートフォンを特徴づけるのがこのMIUIの存在。
MIUIと呼ばれるシャオミのスマートフォン独自の仕組みが、シャオミのスマートフォンにはもれなく採用されている。
Mi Note 10 Liteももちろん例外ではない。
このMIUIはシャオミのユーザー、Miファンと呼ばれているヘビーユーザーとシャオミが一緒に築き上げてきた機能なんだ。
本当のMi Note 10 Liteの価値はここにあると言っても過言ではない。
MIUIは別の言葉で言い換えると、昔流行ったスキンのようなもの。
ただし、それよりももっと高機能にできていて動きのある待ち受け画面のようなものも選べる。
上の画像には「無料」のMIUIと「プレミアム」のMIUIがある。このプレミアムというのは課金しないと使えないものと思いながらも試しに押してみた。
すると男性にとっては自制心を試されるような広告が画面いっぱいに表示され、かわいい女性の声が流れる。(外にいる時は音に注意が必要)
思わずアプリをダウンロードしそうになるのを乗り越え「プレミアム」のMIUIをゲットした。
「プレミアム」もタダでダウンロードできるんだ。シャオミさん、なかなかいいね!
そしてこのMIUIがタダものではないことがわかってきた。あまりにもタダものではないので別記事を書いてみた。(リンクは記事後半)
Mi Note 10 Liteを買って間もない今なのに、もう次に買い替えるスマートフォンもシャオミにすることを誓ったくらいだ。
インドでシャオミのスマホがシェアNO.1もうなずける。
まさにインド人の方もびっくりな使い勝手の良さなのだ。
指紋認証機能はディスプレイ上で
スマホの電源が入っていない画面が真っ黒の状態から本体を傾けたり、持ち上げたり、親指を画面に触れると指紋のマークが表示される。
もちろん設定で表示させないこともできる。
そして、登録済みの指で指紋マークを押えると押した場所が光る仕組み。
有機EL液晶ディスプレイだから
MIUIでMi Note 10 Liteの画面をダークモードと呼ばれる設定にしてみた。
黒目の画面デザインにするとバッテリー消費量の節約に貢献するからなんだ。
これは有機ELディスプレイの特性で、液晶のドット自体が発行する仕組みとなっている。
通常の液晶ディスプレイがバックライトで液晶の裏側からディスプレイ全体に光をあてる仕組み。
有機ELディスプレイは画面上の画像があるところだけが光るので、背面が黒ばかりだと電気消費量が少なくて済むというわけなんだ。
Mi Note 10 Liteの操作感はMiファンが作り上げたもの
Mi Note 10 Liteの操作感はきびきびしていて気持ちいい。この動画を観てもらったらその感触がわかるはず。
※動画はMi Note 10のものだけど、スペックはカメラ以外はMi Note 10 Liteと同じだから参考にしてみてね。
シャオミはスマートフォンでスタートした会社。そしてスマートフォン開発で培われた技術やノウハウが今のシャオミの発展に貢献している。
シャオミは今もスマートフォンの会社であり、その発展にはユーザーを巻き込んだ独自の仕組みの存在が欠かせない。
シャオミエコシステムの中心にあるものがMi Community。Miファンと呼ばれるシャオミを支持するユーザー参加の場がある。→https://c.mi.com/
下の画像はMi Communityのグローバルサイト。
シャオミのスマートフォンのヘビーユーザーを取り込み、彼らの納得させられる製品にすることで、その口コミがさらに広がる。
それにより熱狂的なファンを取り込んで行き今の世界第4位のスマートフォンメーカーにまで上り詰めた。
実際に触ってみると、この操作感の気持ちよさは何なんだろうと思える。
シャオミのスマートフォンがここまで売れるのは実は価格が安いからではない。この記事にその秘密を紐解いてみた。是非読んで、その後は・・・迷わずゲットしたくなる
まとめ Mi Note 10 Liteの良さは買った瞬間よりも未来にある
下の画像はMi Note 10 Liteに画面フィルムを張った状態。
ガラスフィルムほどのつやつや感は無いが、気泡も勝手に抜けてそこそこいい感じになる。
Mi Note 10 Liteの良さは買った瞬間よりも、使い続けていくとさらに満足感が増していく、そんなスマートフォン。
何をやってもきびきびした動作、操作感。
質感の良さと、MIUIによる見た目と環境、操作感をも自分の好みに合わせることができるポイントは買って使ってみないと理解できないところが歯がゆい食らい。
そして、シャオミユーザーならMi Communityに登録するのをおすすめする。
新しい機能の紹介や、次の機能の投票、そしてテーマと呼ばれる新作の壁紙やアイコンなどのセットのリリース案内があるから。
いつも今よりももっといいセッティングがあるはず、それを早く見つけたい。この新しい機能を使いたい。
そんな感じでこれからもずっとMi Note 10 Liteを愛用できる。
これがMiファンと呼ばれるユーザーが定着するところなのかも。
今、新しくこのMi Note 10 Liteを買ったばかりなのに、次もシャオミのスマートフォンでいいんじゃないの?そんな風に思える製品なんだ。
どんなものでも何らか妥協ポイントがあるよね。それを見つけようにも、知らないもっといい機能に目がいく類いまれなスマホ。
価格と機能と操作感、そして誰もが自分の好みのスマホに育てることができる、こんなスマートフォンにはこれまで出会ったことがない。
長く付き合うほどに良さが増していくのがシャオミのスマートフォンMi Note 10 Liteだよ。
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