MIUIとは Xiaomi シャオミMIUIの使い方 Android+MIUI12はiPhoneを超えたか
最終更新日:2020/10/31
MIUIとはシャオミのスマートフォンに搭載されている独自UI インターフェースとAndroid OSに追加される機能のこと。
「MI」は社名シャオミ「XIAOMI」の後ろ二文字でコーポレートロゴにもなっている。「UI」はUser Interfaceの略語。
今日はMi Note10 Lite、Mi10TでMIUI12を実際に使ってみたレビューを紹介していく。
MIUI12とはバージョン12ということ。既にMIUI13の開発もスタートしておりリリースは近い。2022年の第1四半期にはMi11、Redmi10からMIUI13の適用開始予定とのこと(地域に寄って時期は異なる)。
このMIUIが想像以上にものすごく優れている。Androidスマートフォンの中では飛び抜けた機能性やデザイン、そして操作感をもたらしてくれている。
ただ、設定メニューの階層は複雑で難ありなので、記事の後半に簡単に設定メニューを見つける方法を紹介するよ。
MIUIが素晴らしいポイントは「スマートフォンを使う」こと自体に常に期待や新鮮味を感じられるから。
MIUIはこれまでの「iPhoneかAndroidか」、「どれでも同じAndroid」から一歩抜け出した存在感がある。
ただ安いだけで話題のシャオミのスマートフォンを購入した人は超ラッキーな人だ。
稀に見るわくわくできるスマートフォンがここにある。この記事ではその片鱗を少しでも体感してもらいたい。
シャオミは2020年が10周年
少しだけ話はそれる。
シャオミは2010年に設立された会社で、2020年は10周年にあたる年だった。
シャオミはスマートフォン開発からスタートした会社。
創業者のレイ・ジュンは設立当初は1機種しか製造販売しないというこだわりがあった。
本当にいいものを作るには1つの機種に専念しないといけないという想いからなんだ。
今やすっかり会社は大きくなり、スマートフォンだけでもいくつもの製品シリーズが存在している。
そして海外進出も順調で、日本にも最近ようやく登場した。
シャオミは最速1兆円企業
知っているかな?実はシャオミは最速で年商が1兆円になった企業なんだ。
年商1兆円になるまでに掛かった期間
Apple 20年
Amazon 13年
Google 9年
シャオミ 5年
シャオミのスマートフォンはMIUIと共に成長を重ね、10周年にMIUI12(バージョン12)がリリースとなった。
このリンク→https://en.miui.com/はMIUIの最新版MIUI12の専用ホームページ。
スマートフォンの機能のMIUI12のためにわざわざここまでの立派なページを作り上げるのには訳がある。
MIUIはシャオミが企業としてこだわりぬいた機能だから。
シャオミはアップルの背中に憧れ、独自の道を行く
シャオミ創業者のレイ・ジュンはiPhoneにひどく感銘を受けた一人。
iPhoneの素晴らしいデザイン、優れた操作性はシャオミのスマートフォン開発にも多大な影響を与えている。
彼はスティーブ・ジョブズに憧れ、iPhoneに感銘を受けたが、シャオミの開発コンセプトはアップルとは全く異なる路線を選んだ。
アップルは一人のカリスマ経営者が最高のコンセプトで作り上げたものを信者であるユーザーへ提供するスタイルであるのに対しシャオミはその逆を選んだ。
ユーザーに積極的にシャオミのスマートフォン開発に関わってもらい、ユーザーの求めるものを追求していくというスタイルがシャオミ。
そしてシャオミはAndroidプラットホームで独自の機能性を追求し、今やiPhoneを凌駕するレベルまで来ている。
MIUIにはMiファンというシャオミユーザーと共に成長を重ねてきた歴史がある。
次の動画はMi ファンが一体どんなものかイメージがわかるYoutubeの動画。
シャオミはユーザーと共に製品開発や会社が成長する仕組みを作り出してきた。
MIUIとはユーザーと共に発展してきたシャオミを象徴する存在。
ここから先はMIUIの特徴的な機能をピックアップしていく。
残念ながら実際に使ってみないとこのMIUIの良さは理解できないんだ。
たくさんのスマートフォンの機能を必要に応じてユーザーは選択していくことができて、しかも操作性の良さを殺さずうまく両立している。
「次もまたシャオミのスマートフォンにしよう。」
MIUIの存在があるから、初めてシャオミのスマートフォンを買ったばかりなのにそう思えてしまうんだ。
MIUIをレビュー MIUIとは使いやすさだけじゃない
MIUIの機能の一部を紹介していくよ。本当はまだまだ機能があって全ては紹介しきれないので、ぱっと目が付いたものを中心に紹介していく。
これらはMiファンを中心とするヘビーユーザーとシャオミが作り上げていった機能であることは、機能のきめ細かさを見れば理解できるはず。
MIUIとは 優れたデザイン性
MIUIの中で代表的なものが「テーマ」
MIUIの代表的なものとして、テーマと呼ばれる画面のスキン機能がある。
ホーム画面や、ロック画面などと併せて、アイコンのデザインもセットとなったもの。
MIUIのデザイン性は世界中のデザイナーが作ったものがアップされたりなので見ての通り。
実は下では画像なのでわからないんだけど、動くんだ画像が。
フワフワと光のたまが画面を舞ったり、雨粒がしたたったり、流れ星なんかもね。
アイコンなども動いたりするよ。
上の画像はMi Communityで新着のテーマがリリースされた通知。
たくさんある中から好きなものを選んで自分のスマートフォンをデザインすることができる。
ここからはたくさんあるMIUIの中からいくつか使ってみた機能を紹介していくね。
実際の画面を動画にしてみたので参考まで。
MIUIとは Androidを超えた機能性
1.ダークモード
画面デザインを黒色基調のものに変更することができるものなんだ。
これはデザイン性が優れてるだけじゃなくて、特に有機EL液晶タイプの機種を利用している人にメリットが大きい。
バッテリーの消費に大きく貢献するんだ。
有機EL液晶は画像を表示している部分のドットだけが発光する仕組みになっている。
ディスプレイの黒色部分の箇所は発光しないから、背景が黒色ベースだと文字や画像の部分のみが発光するだけで済む。
画面の黒色の占有面積が大きいと電力消費が少なくて済むのと同時に、発光する時間が少ないほど有機EL液晶の焼き付きを防止もする。
2.常時オンディスプレイ
上の画像はスマートフォンを使っていない時の待ち受け表示として画像や時計表示をさせるもの。
この機能も有機EL液晶のスマートフォン向けで真価を発揮するもの。
常に画面表示をさせると当然バッテリー消費が進むからね。
有機EL液晶だと思い切って使える機能。
※表示場所は自動で画像が移動するので有機EL液晶特有の画面への焼き付きの心配も少ない。
3.リモコン機能
スマートフォンが他の家電の赤外線リモコンの代わりになる。
今回、リビングにあるPanasonicのエアコンと、TOSHIBAのテレビを設定してみた。
あらかじめメーカーのリモコン情報が登録されているのでその中から選択するだけ。
この機能の優れているところは、部屋ごとの機器登録もできるから、家以外の事務所などの機器も登録しておけばどこでもこれ一つで済む。
画面にショートカットアイコンも貼り付けられるのでリモコンを探す手間が省けて超便利。
4.アプリ切り替え時のぼかし表示
誰かの前でスマートフォンを操作しているときに、アプリを切り替える際、使っていないアプリの画面が一瞬表示されることがあるよね。
あまり人に見せたくないアプリや、プライバシー性の高いIDなどの情報が表示されている画面や写真などがちらりと表示されるのを防ぐことができる。
アプリ一つ一つにぼかしを設定することができるんだ。
きめ細かなユーザーの気持ちに配慮した機能。
5.その他表示機能
・ホーム画面のロック機能 アイコンの位置をロックし不用意な操作で並びが変わらないようにできる。
・アイコンの一画面当たりの表示数を4X5から4X6に変更できる。
6.電卓
四則演算以外にも、個別に様々な計算メニューが用意されている。
ユーザーの細かなニーズを拾い上げているからこそこういった機能が標準で用意されている。
わざわざ専用のアプリを入れる必要がないんだ。
7.アプリロック
一つ一つのアプリごとにロックを掛けることができる機能。
8.セカンドスペース
セカンドスペースは、同じスマートフォンの中に全く別のプライベートの場所を設けることができる機能。
パソコンで言うと複数のユーザーで同じパソコンを利用するイメージ。
セカンドスペースがあれば仕事とプライベートな情報などは別アカウントで完全に隔離して扱うことができる。
秘密をたくさん持っている人だって安心だよね。
9.ポケットモード
ポケットモードは、ポケットに入れている際に誤って手が触れたりすることによる誤操作をなくすることができるもの。
ユーザーの細かな悩みに応えてくれた機能。
最後にMIUI11のイメージ動画を是非観てもらいたい。言葉だけじゃ伝えきれないものがあるからね。
MIUI 12とは 新バージョンの新機能 MIUI12をレビュー
シャオミの10周年を迎える今年2020年にリリースされたMIUI12。
今回の特徴は全体的にアニメーションを多用したインターフェース。だから、画像ではなかなかぴんとはこないかもね。
1.スーパーウォールペーパー
テーマの進化版。
宇宙をイメージしたロック画面や、ホーム画面などのスキン画面が用意されている。
今回のイメージは宇宙のようなんだ。
シャオミの壁紙の作り、デザインはほんとによくできていて、動きのあるものなども存在するから、ユーザーを飽きさせない。
Mi Communityでは毎週ウィークリーテーマが発表されるから楽しみなんだ。
2.天気アプリ
スマホ画面から今いるところの窓の外の空を覗いているようなイメージ。
お天気アプリに力を入れるスマートホンメーカーも珍しい。
お天気サイトにわざわざいかなくても、お天気サイト並みの情報が得られる。
衛星画像と天気図以外なら足りない情報は無いくらい。あちこち探し回る必要がないよ。
自分のいる場所に応じた場所に更新される仕組みになっている。
5日間の天気が表示され、明日までの一時間おきの変化がスクリーンをスライドさせることで詳しく見られる機能まで標準のアプリで付いているから言うことなし。
3.アニメーション表示
何でもない操作の随所にアニメーションが用意されている。
下画像はアイコンを削除したときのアニメーション。
アイコンがはじけて消え去った感じ。
何でもない操作の随所にアニメーションが用意。
4.フローティングウィンドウ
画面の上でアプリを起動して編集したりすることができる。
具体的にどう便利なのかあまりピントはこないけど、下の画像の様なイメージ。
最後にMIUI12の発表会の動画。上の画像だけじゃピンと来ないと思うからこの動画でどんな機能が盛り込まれているか確認できるよ。
ちょっと長いから端折りながら観てみてね。
シャオミスマートフォンMi 10Tをレビュー。スナドラ865、メモリ8GB/128GB、リフレッシュレート144Hzなど5万円超で手に入るコスパの機種。楽天モバイルUNLIMITで使用できるのか検証してみた記事はこちらから。
MIUI12アップデートを適用してみよう
アップデート可能な機種には利用可能な通知が届く。
通知を消してしまった人は、
「設定」→「システムアップデータ」でアップデートすることが可能だ。
アップデートできるのかわからない人も同様に確認できるよ。
この画面で主だった更新内容が紹介される。
天気アプリは既にMIUI11でもかなり充実している。
アップデート可能の通知が届いたその日の帰宅後に早速MIUI12へのアップデートを実行してみた。
アップデートデータのダウンロードが始まり、スマホの再起動となる。時間的にはかなりあっさり完了。
早速MIUI12っぽいテーマに入れ替えてみた。
アップデート後に触って気付いたことは、操作感が明らかに向上したこと。
もともと良かったのがまださらに良くなった。
操作の角が取れたというか、何をやってもきびきび動作し、ドラッグだとか画面のフロー感が増した。ぬるっと感が心地いい。
スーパーウォールペーパーも適用してみた。
背景画面の映像が動くが激しく変化するようなタイプはちょっと目障りかも。
シャオミのスマホは、アンドロイドアップデート以外にもMIUIアップデートがあり二度楽しめるんだ。
機能の深堀は改めてしていくよ。
【楽天市場】「Xiaomi」で検索してみよう スマホ以外にも実はたくさんのXiaomiがあるんだ。チェックしてみよう。
MIUIが使いにくい?
他のスマホや、iPhoneなどからシャオミのスマホに変更した人だと特に戸惑うかもしれないMIUIのメニュー。
どこに何があるかわからないとあちこち探さないといけない。
困った人には簡単に解決する方法がある。
「設定」から、上の画像の検索窓で調べたい項目を検索するだけ。
例えば、Androidの操作性に大きくかかわるのが「ナビゲーション」ボタン。
これを左右入れ替える場合メニューがどこにあるかわからない場合、「ナビゲーション」と入れるとメニューが検索できる。
「ミラーボタン」を選択すると機能が変更できる。
もう一つ、「スクリーンショット」を検索で調べてみよう。
検索結果の「スクリーンショットを撮影」を選ぶとこちらのメニューにたどり着く。
MIUIとはユーザーとシャオミが作り上げていくもの
Mi Communityのページから引用したのが下画像。https://c.mi.com/thread-3133714-1-0.html
和訳すると「MIUIは2010年の最初のバージョン以来、今や全世界で3億2千8百人が利用しているところまで来たんだ!」
これだけのユーザー参加型のスマートフォンメーカーのコミュニティサイトは他にはないよね。
そして、下の画像がユーザーのこれまでのリスエストの中から今週ピックアップした追加希望の機能を4つ挙げたもの。
この中から新しく機能化を実現希望するものをユーザーに選挙形式で投票してもらうという仕組みになっている。
下の画像が投票画面。
1人2つまで投票をすることができるんだ。
投票の結果選ばれた機能が次回のMIUIの機能に実装されるんだ。
何てユーザー主義なんだ。
シャオミは創業以来、こうやってユーザー参加型を大切にしてきたメーカーなんだ。
MIUI12.5アップデートが来る
MIUI13までの間にMIUI12.5アップデートが行われた。
MIUIがアップデートされて最も印象的なポイントは操作感が向上したこと。
同じスマホ端末を使っていると時間の経過とともに動作の遅さなどを感じやすくなるのはあなたも経験があるよね。
MIUIのアップデートで明らかに動作が軽くなった。細かくはMIUI12とMIUI12.5の2度アップデートしているが、その度に実感できるくらいに動きがキビキビしている。
まとめ 本当のMIUIとは、使い方とは
今回、シャオミのスマートフォンを買ってMIUIを使い始めてみた。
正直なところ、過去初めてiPhoneを使った時以上の満足感があるんだ。
今の機能に満足していることと、未来に期待できるスマートフォンがこのシャオミのスマートフォンだから。
メーカーが独自にリサーチした機能を与えられるがままに利用するこれまでのスマートフォンとは全く異なる逆のアプローチだからなんだ。
そして、これはここで言うことではないがあえて言うね。日本人はもっと英語を使えるようにならないといけないよ。
話さなくてもいい。読んで書くことくらいはできるようになろう。これは別記事でも書いているのでぜひ読んでほしい。
こちらのリンクの記事を読んでみてね。
MiCommunity(グローバル版)は英語なんだ。英語を読めない日本人をよそに世界は英語で繋がっている。
今のままじゃ日本人の意見は世界には届かないということを強く実感した。。
だから、私は世界に参加する。日本人の代表として。
MIUIの真の使い方は、あなたが足りないもの、求めるものをMiCommunityへ発信すること。
Mi Communityとは、詳しく記事にしました。下のリンクバナーから記事を読みに来てね。シャオミのスマホを中心に世界中で繋がるグローバルなコミュニティ。
あなたの求める使い勝手が全てのMIUIユーザーの利便性に変わる。
あなたと共に進化するスマホ、それがMIUIの狙う世界なんだ。
あなたを成長させることができるスマートフォンはシャオミ以外にはないかもね。(ちょっと言いすぎ?)
iOSを選ぶのか、Androidを選ぶのか、MIUIを選ぶのか。触ればすぐわかるその違い。
動画で実感してみてね。
充電ケーブルを繋いだ時の演出までおしゃれだよね。
これが売れないはずがないと思うスマートフォン。それがシャオミのスマートフォン。
そして2020年第3四半期、ついにシャオミはアップルを抜いて世界第3位のスマートフォンメーカーになった。
シャオミはついに世界第3位のスマホメーカーに
上画像はCanalys Newsroomから引用。https://www.canalys.com/
上の画像は2020年の第3四半期の世界のスマートフォンの出荷台数。アップルを抑えて第3位となった。
世界でシャオミはインド、ヨーロッパ、東南アジアのマーケットでは強く、米国では流通していないという特徴がある。
アップルはiPhoneの新機種が発表となったので次回は巻き返してくるかもね。
シャオミをゲットしたラッキーなあなたは次回に向けて応援してみよう。
あなたの声が届くスマホメーカーは世界でシャオミだけだからね。
シャオミのことをもっと詳しく知りたいあなたはシャオミに関連する記事をチェックしてみよう。実はシャオミはスマホだけじゃない会社。
みんなもまだあまり知らないシャオミのことを今のうちに下のバナーリンクから読んでみてね。