YOW MERAKI 新型トラックをレビュー 2021年モデル YOW Pipeは気持ちいいサーフスケート
YOWの2021年モデルが登場。そして同時に新しく登場したのがYOWの新型トラックMERAKIだ。
これまでYOWの人気を支えてきたS5トラックをさらに魂を込めて仕上げたのがMERAKIトラック。
今回、新しいMERAKIトラックを採用した新デザインのYOW Pipe 2021年モデルを入手したので詳しくレビューしていくよ。
サーフスケートメーカーのYOWはスペイン生まれ。YOWの詳しい情報はこちらの記事で書いているのでチェックしてみてね。
YOW MERAKI トラックとは
YOW MERAKI トラックは人気のS5トラックをさらにブラッシュアップしたバージョン。
MERAKIはV4トラック(下画像)を改良したもの。
V4トラックの”デカくて重い”デメリットを克服した。
ベースはV4トラック。だからMERAKIに乗った感覚はV4と同じように楽しめる。
全方位で最強のトラックにさらに一歩近づいた。
MERAKIとは「魂を込める」という意味合いがあり、その意味の通り無駄な贅肉を削ぎ落としたスリムなトラックにYOWは変貌した。
YOWはカーバーに比べるとトラックの柔らかさが特徴的で、乗り方とかスタイルを気にしなければすぐに誰にでも楽しめるサーフスケート。
YOWの弱点もその柔らかいトラックにある。柔らかさは別の捉え方をすると不安定さともいえる。
YOW Pipe 2021年版をレビュー
YOWのPipeモデルは冒頭触れたように最も人気があり、これまでで最も購入されたモデルと公式サイトには記載がある。
ネーミングの「Pipe」パイプとはサーファーなら誰もが知るPipelineのこと。
Pipelineとはハワイオアフ島ノースショアのBanzai Pipelineというサーフポイントのこと。
正しいビーチの名前はBanzai Beach。詳細はSwelltechのPIPEモデルのレビュー記事にも書いているので後で読んでみてね。
Pipeモデルのデザインは伝説のパイプラインサーファーの一人Gerry Lopez(ジェリー・ロペス)のサーフボードから由来する「Lightning Bolt」。
Lightnig Bolt公式HPリンク
サーファーじゃなくとも一度は目にしたことがある稲妻をモチーフにしたデザイン。
小さな画像だと色合いがわかりにくいが結構な光沢のあるデッキのボトム側。
YOW PipeのBOLTは画像では黄色に見えるが、実はよく見るとゴールド色。
実物は見間違いようのないくらい金ぴかのゴールド。
Pipeのデッキテープ側のデザインもMERAKI搭載の新型発売時点で変更になっている。
前モデル(上画像)はデッキのボトム側のデザインがそのままデッキのトップ側のデザインとなっていたが、今回ツートン風に変更となった。
最近のYOWのデザインはこの流れをくんでいるようだ。
2021年のYowの新型ラインナップはPipeだけじゃなく他のモデルもデザイン変更となっている。
上の画像の通りどの2021年の新型モデルもデッキのトップ側の雰囲気は同じようなツートンカラーのデザインになっている。
新型YOW Pipeに乗ってみた感触は32インチながらさほど長さは感じない。むしろ短く感じる。カーバーと比べると数値からは結構長いのかと思ってしまうが。
デッキのトップ側はほぼフラットで、テール側が若干せり上がった仕様。キックテール。
リアトラックは相変わらずの、高床仕様のライザーパッド。フロントトラックは小さくはなったが地面からの高さは変わらない。
トラックの動きも手で触れただけだとV4とさほど変わりはない印象。。見た目は小型化したのでかなりスッキリした印象がある。
YOW MERAKIに乗った感想は
MERAKIトラックのPipeに乗った感想は、「きびきび動く反応の良さ」。
トラックがクイックに反応するのでスピード感を感じる。
小刻みにトラックを動かすと素早いレスポンスがある。
逆に大きなテンポで動く場合はトラックのレスポンスがとてもいいので、すぐにニュートラルポジションに戻ろうとする力を抑え込むようにする必要がある。
V4トラックに比べると剛性感が高まった印象、ぶれも少ない印象を受けた。
まるで見えないレールの上を走るようなしっかり安定した走りを楽しめる。
32インチというデッキサイズに対しては、18.5インチのウィールベースは短くも長くもなく、ちょうどいい。
乗り始めこそ少し短い?と思ったがこのサイズは絶妙にいい。
万能タイプではあるが、若干ショートタイプ寄り。
あなたの体格にも左右されるので、誰もがしっくりくるとは絶対には言えないので参考程度に。
サーフボードの場合、マジックボードというたとえで相性抜群のボードに出会うことがある。
このYow Pipeのサイズ感はまさにそんな感覚のある出合い。
ボードの長さは安定感と大きな動きによるスピードを得られる点で有利に働き、ボードの短さは小回りの効きとトリックにつながるポテンシャルを感じる、そんな両方の中間点にあるボードがYow Pipe。
CARVERとYOWを並べて比較した動画がこちら。
Swelltechと比較してみると Pipe対Pipe
Swelltechはサーフスケートの中で最もサーフィンに近いと称されている。
Yowに乗った印象はレールの上を走るような感じと少し前で説明していたが、Swelltechに乗った印象は道も何もないところを自由に走り回る印象、そんな感じ方の違いがある。
どちらがいいかは一概には言いにくく、強いて言えばどちらもおすすめ。持ち味がそれぞれ違うからね。
YOWのPipeとSwelltechのPipeの違いは
これまでYOWの中で最も売れているモデルがPipe。
サーフスケートのSwelltechにもPipeモデルがある。
正直どちらのサーフスケートも甲乙付けがたい。
両者は、かっちりした安定のあるスピード感のYOWと、バツグンのカービング性能のSwelltechと表現できる。特にSwelltechはバックサイド側へのコントロールのしやすさは特筆もの。
ただし、YOWからSwelltechに乗り換えた瞬間は毎回注意が必要。
SwelltechはYOWほどにトラックの戻りがなくどこまでもデッキが傾くので、ついついYOWと同じ勢いで動かそうとすると冷や汗をかくことになる。
ここは動画などで観ても実際に両者を乗ってみないと違いが理解できないポイント。
機会があれば試してみてね。
CARVER2021年モデルがいよいよ登場。こちらの記事からチェックしてみよう。
【楽天市場】YOWを購入するには楽天市場がおすすめ。そこそこ値段がするから高ポイントが期待できる。
まとめ YOW MERAKIとPipe 2021はあなたにおすすめできるサーフスケート
YOWに新型トラックのMerakiが登場したわけなんだけど、これまでのV4トラックも並行して製造、販売はされている。
コンプリートモデルの種類によっては、Merakiと従来のV4のいずれかの設定でしか買えないものもあるようだ。(タイミングの問題かも)
カーバーの場合は、実際に店頭にあるか無いかは別として、トラックとデッキデザインとの関係はC7もCXも選択できる。(国によるところもある)
Merakiは小型化に改良されているので、持ち運びする人には新型の方が望ましい選択。
それほど持ち運びを気にしない人、トラックを固定したい人は、これまでのV4でも楽しさはほぼ変わらないはず。
「レールの上を高速で走る抜けるトロッコのようなスリル」のある感覚を楽しみたい、そんなあなたは新型のMerakiトラックと新しいモデルのYOWを手に入れよう。
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