BOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡ進化した音✕イコライザー 最強のワイヤレスイヤホン登場
BOSE(ボーズ)のノイズキャンセリング・ワイヤレスイヤホンBOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡが登場。略してQCⅡ。
この記事では、もともと素晴らしい音を聴かせてくれるQCⅡで、さらに心地良いBOSEサウンドをどうやって楽しめるのか紹介していく内容になっている。
そう、イコライザーを使って楽しもう。
最初にひとこと言っておこう。このワイヤレスイヤホンは今年NO.1の製品だ。
今回、ついに過去機種となった先代のBOSE QUIET COMFORT EARBUDSのデメリットである「バカでかい」、というものをここまでしっかりクリアしてきたことにまずは称賛したい。
下画像はSONY WF-1000XM4と並べたものだ。ここまで小さくなった。
先代の機種QCは音はいいのだが、いかんせんサイズがアメリカンなのは決して売りではないのは誰しも気付いていたところだろう。
そして先代モデルではそのデカさが気になって最初から遠慮した人も、途中で手放した人も、今回のQCⅡの進化は手放しで歓迎できるものだ。
小さくなり、また、それだけでなくデザインもかなり洗練されて、万人受けするカッコいいものとなっている。
モノとしての所有欲は確実に満たされること間違いなし。
さぁ、BOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡの肝心の音の方はどうなのか?…
詳細な説明は後回しにするとして、このQCⅡはここ最近に試したワイヤレスイヤホンの中では突出している音の出来だ。とにかく素晴らしい音。
言葉で表すと「潤沢な音」、「思わずにやけてしまう音」、「つやのある音」、「口の中で味が沸き上がるような音」などなど人によっては感じ方は異なるが、これに満足できない人は稀なはずだ。
個人的な主観で評価すると以下の通りだ。
- デザイン ★★★★★
- サイズ ★★★★★
- 音質 ★★★★★
- ノイキャン★★★★★
※後ほど難点にも触れておく。。
まずは音のレビューは後回しにして、先におすすめイコライザー設定を紹介していこう。
先代QCのレビューはこちらのリンクから✅
BOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡ✕イコライザー
今回の記事では、前機種、先代であるBOSE QUIET COMFORT EARBUDS(Ⅱがない方)で紹介したオールマイティなイコライザー設定をベースに、少しチューニングしたものとした。
オールマイティな設定とはいえ、ジャンルとしては万人受けする(リスナーの多い)ROCK、POPSをターゲットとしている。
ところで、あなたが聴く曲はROCK、POPSだけだろうか?
そういったジャンルの中でも様々なテイストを持った曲はある。。
もはやジャンルというくくりもなんだか古い考えで、そろそろ新しい区分が現れてもいい頃合いと勝手に思っている。。
話をイコライザーに戻すが、Jetaudioは標準で20バンドのイコライザーが付いている。
一概に細かく設定できるイコライザーが素晴らしいというわけではない。設定が細かいとやることが多くて面倒くさいのだ。
一曲づつイコライザー設定を変えて楽しむ人なんていないから、大雑把に好みの傾向に合わせた設定にしておくのが普通だ。
この記事では、簡単なイコライザー設定で、ちょっと変えたい時に素早く調整できる楽なものを紹介しよう。
Jetaudio おすすめ設定をレビュー
Jetaudioは音に関しては文句を言う人が全くいないアプリ。(音が変な場合はスマホか自分の耳を疑おう)
繰り返すが音の調整に関してはベストだ。いろいろミュージック再生アプリは数あれ、結局今のところJetaudioなのだ。
気になるあなたはアプリのダウンロードにある口コミをチェックしてみよう。
特に音に関してのコメントを見てみよう。
たまに音以外のコメントがあるが、何を求めてこのアプリを使うかの見極めが大切だ。
機能性は十分すぎるので欲張らないサウンド設定
このアプリには20バンドイコライザーを始めとし、音場効果や、オプションの拡張機能など、十分に機能が用意されている。
イコライザーを使った細かな設定も可能だが、正直面倒だ。
面倒になると、ずっと飽きるまで同じ設定で聴くことになる。。
オールマイティで簡単にすぐに楽しめるというコンセプトのイコライザー設定はこちら。
★標準イコライザー OFF
★標準ジェットオーディオ音場効果 OFF
★AM3Dオーディオエンハンサー ON
・ジャンル設定 ロック
・Z-Bass ON、数値は80
・Z-Treble ON、数値は70
・Z-Surround OFF
・Z-Boost OFF
★Crystalizer ON 数値はセンター
ちなみにAM3DオーディオエンハンサーとCrystalizerは有料のオプション。
20バンドイコライザーで毎回設定を変えるくらいなら安いので購入しよう。
上の設定は「ボーズサウンド好き」な、あなた向けの設定だ。
まずは素のイコライザーオフの状態から、上の設定に変えてみて、その変化を楽しんでみよう。
思わず笑顔になるのを隠せないはずだ。
さらにもっと低音をパワーアップしたい場合
低音が好きすぎるあなたにはこのQCⅡは最高の相棒だ。
以下のチューニングを楽しんでみよう。
- Z-Bassをさらに100までの間でアップ
- Z-BoostをON
もちろんあなたの聴く曲に応じて微調整しよう。
音に関して、最高のチューニングは、あなたのちょっとしたさじ加減に委ねられるということだ。
BOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡ 最高の音をレビュー
この記事ではイコライザー設定を知りたくて検索してたどり着く人が多いので、その内容を前半に持ってきた。
ここからは、BOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡをまだ持っていない人向け。
いよいよ詳しいレビューに移っていこう。
このBOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡ、略してQCⅡの大きな特徴、先代の特徴を引き継ぐものとして、次の2点がある。
- 圧倒的なノイズキャンセリング性能
- BOSEの特徴的な低音がパワーアップ
ちなみに、先代であるQCは、SONYのノイキャン機であるWF-1000XM4と比べてもノイキャン性能は上回っていた。
実際のところ、これまでもノイキャン性能は他のワイヤレスイヤホンも含めBOSEのQCは最高の出来と言っても過言ではなかった。
そして、ワイヤレスイヤホンWF-1000XM4の後から登場した同じSONYのノイキャンヘッドホンWH-1000XM5は、音では完全にイヤホンのWF-1000XM4を圧倒しているものの、静寂性ではイヤホンであるXM4が上回っていると感じた。(参考:下画像)
これは、耳を覆うのか、耳の穴に栓をするのかの違いが遮音性に影響をしていることが大きな要因だ。
注意が必要なのは、イヤーピースのフィット感も大きく影響すること。
他のイヤホンと大きく異なる点で、2種類のイヤーピースパーツが付属しており、それぞれのフィッティング(サイズ選択)をきっちりとすることで、遮音性の完璧度はさらに増す。
BOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡは「SONYのイヤホン対ヘッドホンの対決」などとは無関係な次元でアップデートしてきている。
BOSEの売りである上記2点、ノイキャン性能とボーズの低音について詳しくレビューしていこう。
定番ベストセラーWF-1000XM4のイコライザー記事はこちら
BOSE QCⅡの圧倒的なノイズキャンセリング性能をレビュー
オーディオ業界で、ノイズキャンセリングの性能の素晴らしさは過去から現在に至るまでその地位を確固として保っているBOSEボーズ社。
当然ここは一歩も譲れないポイントなのだ。
前機BOSE QCの夜道の後方が怖い(危険)感覚は今回もしっかりある。
容赦なく音をカットしてくれる。
求める機能を実現できないメーカーの言い訳はBOSEには不要なのだ。
BOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡは家の中でテレビの電源がオンになっていても全く音が聞こえない。
音楽を鳴らさないと耳鳴りしか聞こえない。
ダントツのノイズキャンセリング性能だ。夜の歩行は本当に車に注意しよう。(いや、むしろ使うと危険だ)
BOSEの特徴的な低音をレビュー 最高にパワーアップ
もう一つBOSEでは他社を圧倒するポイントとして低音がある。
ブランドイメージとしても、BOSEサウンド=「低音」の分厚いブースト感というものがある。
前機のQCに比べるとBOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡが不安なのは、『サイズが小さくなったことにより低音が犠牲になってしまっていないか』ということ。
結論を言っておこう、全く心配の無い素晴らしい低音だ。
低音はBOSEの牙城だ。
低音好きなあなたなら、このBOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡを選んで後悔はない。
このBOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡは低音が得意であるが、音域全般としてもかなり音がタフだ。
どういう事かと言うと、少々イコライザーで過剰な設定をしたところでノイズにならず、難なく追随してくる。
ここまで、QCⅡでいろいろイコライザーをいじってみたが、「ここまでか」という限界に未だたどり着かない。
なかなか凄いイヤホンだ。このタイミングでこういうものに出会えるとは思ってもいなかった。
次のQCⅢが登場するまでは、このBOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡ以外にあれこれ悩む無駄な時間を省こう。
早くBOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡを選ぶことはトータルでコスパを良くする点では大きく貢献する。
失った時間は取り返せないことを忘れてはいけない。
fa-arrow-circle-downBOSEファンなら
BOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡのデメリットとは
「いい音で音楽を楽しむこと」では、正直デメリットが無いBOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡなのだが、敢えて挙げてみよう。
それは、以下のポイント。
- 低音好きではない人にはこのイヤホンのメリットが理解できない
- イヤホン本体は進化したが充電ケースは相変わらずデカい
- アプリがそっけなく不親切
低音が厚い! 厚すぎる
低音がかなり分厚いのだ。低音はこのイヤホンのメリットの部分であるが、それほど低音好きでない人には引いてしまう可能性もある。それほどの分厚い低音。
楽器でいうと、やけに目立つのがベースギターのサウンド。
もちろんドラムではバスドラも十分に迫力はあるが、単発のサウンドにはまだキレがある。
しかし、ベースはミュートしない限り、ブーンと長く、尾を引くサウンドだ。
そこがこのイヤホンを好きになれるかどうかが好き嫌いの分かれるポイント。
ケースが存在感あり過ぎ
特に充電ケースのサイズはまだまだ大きい部類に入る。ここはBOSEの譲れない意地なのか?
そして、この充電ケースのもう一つの弱点は縦置きにできないことだ。
更にケースの難をいうと、ブルートゥース接続時の操作ボタンが裏側にあり、一見わからない。
アプリはもはやなくてもいいかも
そしてアプリが親切ではない。
アプリに付属のイコライザー機能もなかなかな大雑把感だ(下画像)。
上画像がBOSE MUSICアプリの標準イコライザーであるが、4つの選択肢しか選べない。
低音が好きなのか?そうでないか?
その観点で選んでくれと言わんばかりのメニューなのだ。
それだけイヤホン本体の音に対する自信の表れと言っても間違いではない。
BOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡ外見(見た目)をレビュー
この新型のBOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡの見た目は、傾向としてはカッコいいもの好きなあなたには心くすぐられるデザイン。
かわいい系とはちょっと違う。全くかわいくないかというと、そこまでは言い過ぎか。
質感は先代QCとよく似ている。指でタッチする部分はさらさら系ではあるが、本体はツルツル系だ。
そのためケースからの出し入れは繊細さが求められる。(指先が不器用だとイライラするかも)
モノとして持っていることだけで満足が得られる、そんなクオリティを持っているBOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡ。
BOSEの大きなロゴはそれだけで所有欲が満たされる。
充電ケースは先代のBOSE QUIET COMFORT EARBUDS(Ⅱが無い)と比べると随分コンパクトになったがまだまだ改良の余地はあるはず。今後に期待したい。
まとめ 低音好きのための新しい2年が始まった
最高のノイズキャンセリングを手にしたい人にはこのBOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡしかない。
最近の他社のノイキャンワイヤレスイヤホンには様々な新しい機能を盛り込んでいるものもある。
そんなの誰が使うの?誰得なの?そんな最新機能がたくさんある。
しっかり最高の音を聴かせてくれるなら、他のどうでもいい機能は要らない。
そこを目指しているのがこのイヤホンだ。(もちろん私見だ)
このBOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡは間違いなく売れるワイヤレスイヤホン。
ワイヤレスイヤホンは、今はもう数限りなく選択肢がある。
お買い得で「それなり」ないいものを探すのもあなたの自由。
あれこれ探すことに楽しみがある人を否定することはしない。
もしそうでないなら、さっさとゴールに向かうことをおすすめする。
ワイヤレスイヤホンなどオーディオ製品は、いいものを手にしてみると、さらにもっと上位のものを手に入れたくなる。
頂点の音を目指すなら最短で目指してみよう。
回り道に楽しみがないのなら。
このBOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅡを手に入れれば向こう2年は他のノイズキャンセリングワイヤレスイヤホンは気にならなくなるはずだ。
このイヤホンを好きになったあなたが次に検討するのはBOSE QUIET COMFORT EARBUDSⅢだけだ。
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