YOW ARITZ ARANBURUをレビュー
この記事ではYOW ARITZ ARANBURUモデルをレビューしていくよ。
カーバーとの比較も書いてみたのでチェックしてみてね。
サーフスケートファンならYOWはとても気になるスケートボードの一つ。
海外サイトの調査結果ではカーバーのユーザーのうち約10%を超える人たちがYOWも持っているとのこと。
みんなやっぱり気になるよね。
今最も注目のサーフスケートがYOW。
注目されている理由は明快で、超簡単で楽にサーフィン感覚を味わえること。
カーバーより簡単に。
あなたにはどのタイプのYOWがおすすめなの?
YOWに一度も乗ったことがない人なら、一体どのYOWがおすすめなの?カーバーとどう違うのって思うよね。
カーバー同様、YOWにもたくさんのモデルが販売されている。どれがいいのかは見ただけじゃわからないよね。
そんなあなたのために、何故私がこのARITZ ARANBURU(32.5インチ)モデルにしたのか、何がおすすめなのかなどを詳しくレビューしていくよ。
ARITZ ARANBURUとはスペイン人のプロサーファーのこと。過去CTにも参戦した世界的なプロサーファー。
彼のシグニチャー入りモデルのYOWなんだ。
YOW ARITZ ARANBURU(32.5インチ)をレビュー
ARITZ ARANBURU(32.5インチ)モデルのデッキのデザインは世界的画家ピカソの作品「ゲルニカ」をモチーフにしたイラストが描かれている。
ピカソの絵がデザインに用いられているのは理由がある。YOWはスペイン生まれのサーフスケート。ピカソはスペイン人だからね。
YOWの生みの親などYOWについて詳しい情報はこのバナーリンクから記事をチェックしてみてね。
YOW ARITZ ARANBURUの重さは3.7kg。持ち歩くには結構な重さ。
色も全体的にブルー基調のグラデーションで、かっこよさとおしゃれさと、落ち着きがある。
YOW ARITZ ARANBURUにはもうワンサイズ小さなタイプもあるが(上画像左)、色合いが若干ポップな雰囲気で派手目。
あなたの好みと体型とテクニックを勘案して選ぼう。
こちらの画像では前後のトラックの雰囲気がわかるはず。見ての通りフロントトラックはかなりでかい。
YOWのデッキの断面がこちらの画像。層ごとに色が異なっていて、7層に貼り合わされているのがよくわかる。この辺は母体のHLC社の技術力が伺えるところ。
そして、YOWのデッキのトップ面(デッキシール側)。YOWのほとんどのモデルにはボトム側のデザインに合わせたデザインがシールにも施されている。
とてもおしゃれで洗練されている感があるが、劣化したときの張替えはどうしたらいいのか。。
モデルごとのデッキシールを揃えておいて、替えを売るのは元々現実的ではないのか、YOWの公式サイトでもモデル毎の扱いはない。
カーバーとYOWを比較してみよう
カーバートライトンとYOWを並べて比較してみたのが上の画像。
ちなみにカーバートライトンは最近登場した小型軽量が売りのカーバー。
サーフスケートとしては最も小型に属する。サイズは27インチ。
YOW ARITZ ARANBURUは標準的なサーフスケート。サイズは32.5インチ。
その差は5.5インチ、約14cmの差がある。
YOWのトラックとカーバーC5トラックを比較するとこれほどの大きさの違いがある。
トラックのでかさは重さにも直結している。
高さもかなり違いがあるが、乗り比べてみると意外に見た目ほどの差は感じない。
YOWとカーバーC5のリアトラックの比較がこちらの画像。赤枠で囲っているのがYOWのライザーパッド。
フロントトラックの大きさに釣り合うようにこんなにも極太なライザーパッドになっている。
この2つのサーフスケートの大きさは結構な差があるにもかかわらず、カービング性能はYOWの方が高い。
トラックの性能の違いが乗り味にもかなり影響している。
カーバーC5トラックもCXトラックに比べれば柔らかい方だが、YOWは圧倒的に上回る柔らかさ。
C5もぎりぎりまでキングピンのチューニングで弱く締めてみるとどうなるか試してみる予定。
カーバートライトンのレビュー記事はこちらからチェックしてみよう。
カーバー経験者ならYOWをすぐにでも買おう!その理由とは
まずは結論から。
カーバー経験者はYOWをすぐにでも購入しよう。
理由は、カーバーで感じたモヤモヤ感がYOWに乗ったその日に払拭することができるから。
YOWならサーフィンライクな動きが簡単にできるから、乗り方云々関係なしにすぐに楽しめるのが大きなポイント。
カーバーは本当にサーフィンみたいな感覚でスケボーを楽しむものなんだけど、反面サーフィンの体の動きを再現しないと思うような動きをしないところがある。
サーフィンのトレーニングと思い込みながらも、実際はカーバーのトレーニングをしているんだよね。
YOWはカーバーよりもさらにハードルが低くて、サーフィンの体の動きを真似しなくても、適当な体の動きだけでもボードを楽に動かすことができてしまう。
要するに、すぐに楽しい部分を得ることができるんだ。
YOWのトラックに注目
YOWはフロントトラックがよく動く。このことはメリットでもあり、その裏側にデメリットも存在する。
メリットは言うまでもなく、動きやすいトラックがもたらすカービング性能の高さ。
サーフィンライクなターンが楽にできる。
デメリットは、トラックが動きやすいことによる安定感の欠如。
このデメリットをどうやって解消することができるのか。
それは安定感のあるデッキのサイズを選択すること。つまりは長いサイズのYOWを選ぶことに他ならない。
とは言え、長ければそれでいいというわけでもない。
長すぎるとメリットを殺してしまうことになりかねないからね。
不安定感はプッシュのやりにくさに現れてくる。
プッシュの度に少し神経質にするようにしていれば実際は問題ない。
YOWをクルーザーとして移動メインで使用だと後ほど説明するトラックの固定がやはり必要になる。
あなたのカーバーのサイズでYOWのサイズを決めよう
YOWが欲しいという人はほとんどの場合、既にカーバーなどを持っているんじゃないかな?
あなたのカーバーのサイズを基準にしてYOWのサイズを決めるのがわかりやすい。
カーバーを持っていない人、サーフスケートが初めての人でもわかるように、具体的にカーバーのサイズを例に上げて説明してみるよ。
現在最もスタンダードなカーバーのサイズが30〜31インチくらいのもの。別の言い方をするとオールマイティなサイズのカーバー。
仮にカーバーで30〜31インチのデッキに乗っている人ならYOWも同じサイズのものだと、不安定感が増すということ。
理由は、既に書いている通りトラックが柔らかいことによる。(C7トラックをゆるゆるで使っている人ならそれほど違和感はないかも)
この不安定感を解消するにはワンサイズ上回るデッキサイズを選択することになる。
YOWの32〜33くらいのサイズがちょうどいいということになる。
YOWのサイズの選び方で悩ましい人は32インチ前後がおすすめになる。
逆に言うとカーバーは30インチくらいが万人におすすめのサイズになる。
YOW ARITZ ARANBURUの乗り心地をレビュー
YOW ARITZ ARANBURU 32.5インチの乗り心地をレビューしてみるよ。
このYOW ARITZ ARANBURUには2種類のサイズが用意されている。サイズ違いにデザイン、色が異なるタイプとなっている。
今回レビューする32.5インチモデルは、30.5インチモデルより少しばかし安定感が増す。
特に最初、動いていないYOWの上に乗るのはかなり不安定さを感じる。つま先、かかとの足の傾きに反応してフロントトラックが左に右にと過剰に動く感じ。
多分、YOWに初めて乗る前のあなたならカーバーみたいに乗れるか少し不安になるポイント。
私も最初は大丈夫かなぁと思った。
サーフスケートは一般的なスケボーと比較してどれもある程度フロント側のトラックはルーズなのだが、YOWは最もよく動く部類。
カーバーCXトラックなどは自分の体重を掛けてトラックをねじらせる感覚だからね。グイッとねじ込むという感じ。
そんな最初感じた不安をよそに、実際に軽くYOWをプッシュしてみると想像していたのとは違う感覚を得た。
カーバーみたいに上半身や腕を大きく振り回したり、上下動で荷重を掛けたり抜いたりしなくてもボードが簡単に動く。
最初の不安がとこかに消え去った。これはかなり意外。
サーフィンの動作をシミュレーションしなくともボードが簡単に動く。
軽くプッシュ後に足のつま先とかかとへ交互に力を掛けることだけでもボードは前に動き出す。
サーフィンの様な動作をしなくとも、サーフスケートを楽しめる。
カーバーでトレーニングしていた人なら何これ?って思わず言いそうになるはず。
YOWは楽にサーフスケートを楽しむことができる。
誰でもすぐにサーフスケートでサーフボードに乗った感覚が楽しめる。それがYOW。
実際にYOWに乗ってみた動画を撮ったので後でチェックしてみてね。
YOWのここは微妙というところ
YOWのここは微妙というところも紹介しておくね。今後の改良を期待したい。きっと改良できるポイントだから。
YOW 売りの機能がちょっと微妙 トラックを固定できても・・
売りの機能がちょっと微妙なんだな。。YOWのS5トラックにはトラックを固定できる仕組みが用意されている。
YOWのトラックのにピン(ネジ)を差すことでトラックを固定できるんだ。
でも実際問題、このピンを活用している人はそれほどいないんじゃないかな?
ピンを外に持って出ると失くす可能性もあり、正直、持ち歩きたくないところ。
服やパンツのポケットなどに入れるしかないからね。うっかり落とす可能性は小さくない。
ピン(ネジ)を締めるためのレンチだって持ち歩く必要がある。
何度も付けたり外したりを想像しただけで面倒くさいよね。
YOW プッシュのしかたはこうする 普通にプッシュしては危ない
普通のスケボーのプッシュはフロントトラックのすぐ後ろに足を置いて、もう片方の足で地面を蹴って進む。
YOWで同じようにプッシュしようとするとかなり戸惑う。
フロントトラックが動き過ぎて難易度が高すぎるから。
正直なところやめた方がいいレベル。危なくて怪我をしてしまう。
ではどうするか。
慣れるとかなりハイスピードで安定性を得ることはできる。。
そんな技は誰もができるわけでもない。
こうしてみよう。
上の画像のように、リアトラックの少し前側に足を置いてプッシュする。
ボードが動き出すとフロント側のトラックに足を乗せる。
YOW 結構重いよ
そしてもう一つ微妙なポイントとして、YOWは重い。
持ち運びも結構面倒に感じるくらいに重い。足をぶつけたら重さの分、痛みも結構ある。
人にぶつけても厄介なので、持ち歩きには周りに十分注意が必要。
YOWのレビュー動画をアップ
YOWのレビュー動画をYouTubeにアップした。
動画後半からライディング動画のリンクもあるのでチェックしてみてね。
定期的にYOWのライディング動画をアップしていくよ。
どんな雰囲気かわかるからチェックしてみよう。
まとめ YOW 安く買うか、安心して買うか
実はYOWのARITZ BURUモデルには新しいデザインのモデルが既に登場していて今回購入したものは一つ古いモデルということになる。
ただ、かなりデザインは落ち着いた雰囲気になっていて、がらりと変わってしまった印象。
より落ち着いた大人の雰囲気とでも表現すればいいのか。
完全に好みの問題だが、個人的には前デザインの方のブルー基調が欲しかったので、そちらを選んだ。
最後に、YOWをどこで買うかについて。
YOWはカーバーよりも国内の流通量が多い印象がありネットショップでもよく在庫を見かける。
ムラサキスポーツなどの実店舗でも実物を見かけるので結構買いやすいはず。(対してカーバーは在庫がなく、なかなか買えない。。)
YOWのことを気になってチェックし始めると、Youtubeやウェブ検索にも通販サイトの広告表示がされている人もいるんじゃないかな?
サーフドームで安く海外通販
サーフドームという海外通販サイトでYOWを取り扱っている。
サーフドーム(Surfdome)って何?って思った人も少なくないはず。
海外通販なら安く買えるけど、何か起こったときの対処は自分でやらないといけないので、そこは覚悟が必要。実際のところはトラブルはほぼゼロなんだけどね。ずっとそうかと言われるとそんな保証はないからね。。
YOWの新型トラックMERAKIが登場。早速レビューした記事がこちら。チェックしてみよう。
安心の国内通販
そういうリスクは完全に避けたいという人は国内で購入しよう。
楽天だとポイント還元もあるのでもう少し差は縮まる。残りの差は国内で安心した買い物ができる保険と思えば納得できるかな。
すぐに欲しいって人ならもちろんショップでその場で買って持って帰ろう。
ちょっと悩ましい?あれこれ考えて二の足踏むより、思い切って一歩進もう。
楽しさは先送りより前倒しがいいね。
【楽天市場】YOWはポイント利用が可能な楽天がお得に買える。ポイントも付与されるから割引感覚で購入できるのがいいよね。どんなYOWがネットにあるのかチェックしてみよう。
YOWについて詳しく書いた記事はこちらからチェックしてみよう。YOWのどのモデルがいいのか。選び方がよくわかるよ。
カーバーについてもたくさん関連記事があるのでついでにチェックしてみてね。